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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0963話
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払って貰う予定よ。それに石油の類もあるって話だし』
「……石油? 今更そんなのを貰ってどうする?」

 現在のシャドウミラーで石油を使うような機械は存在しない。そもそも、ホワイトスターという閉じられた場所なんだから、幾らある程度の環境汚染には対処出来るとしても、空気を汚す石油というのは使いたいとは思わない。
 いやまぁ、それを言うならそもそもホワイトスター内で模擬戦とかやるなって話ではあるんだが……

『別に私達が使うとは言ってないわ。マブラヴ世界の方に輸出しようと思って。ほら、一応マブラヴ世界の方では戦術機自体はバッテリーだけど、石油の類はまだまだ現役でしょ? 中東連合とかアフリカ連合とかではまだ何とか石油の掘削が続いているけど、いつ何が起きるか分からない。なら、少しでも向こうに渡しておこうと思って』

 なるほど。確かにマブラヴ世界では普通に石油が現役だ。そういう意味ではバッテリー重視のSEED世界、サクラダイト重視のギアス世界、核タービンエンジンとその他諸々が使われているマクロス世界とは違うか。
 唯一ネギま世界は石油を多く使っているが、マブラヴ世界程に切羽詰まっている訳じゃないしな。
 というか、いざとなったら魔法界に存在している精霊エンジン? とかいうのを使う事も可能だろう。

「勿論無料で譲渡する訳じゃないんだろ?」
『それは当然よ。色々と向こうには恩を売っておく必要があるでしょう? 特にアメリカとは、これからもハイヴを攻略する度にG元素の件で話さないといけないし。こっちの技術を与えても恩を売れると思うけど、石油を渡すのなら私達の腹は全く痛まないし』

 色々と考えているのは分かるが……いや、これ以上は言うまい。実際、エザリアがシャドウミラーの件を思ってこの提案をしてくれたのは事実なのだから。

「……分かった。その件については俺は賛成でいい。けど、他の世界は?」
『根回し済みよ』

 あっさりと告げてくるエザリアの言葉に、多少驚く。

「よくそんなにあっさりと納得したな」
『内心では色々と思うところがあるのかもしれないけど、そもそもホワイトスターが帝国軍に攻められた時、実際に戦ったのはアクセルや実働班の人達でしょ? なら自分達が口を出すつもりはないって話ね。もっとも、帝国に有利な話になるとすれば、ウズミ代表も我慢は出来なかったでしょうけど』

 だろうな。
 現在、オーブの中では帝国に対しての怒りが蔓延している。
 自国の人間が侵略者に連れ攫われて、しかも性奴隷状態だったんだから無理もない。
 一時期はアークエンジェルを含めたオーブ軍全軍を門世界に派遣するという意見もあったのだが、ウズミが帝都の皇宮やその周辺を爆撃によって瓦礫の山にした事で多少は気が済んだのか、熱狂的とすら表現出来る程の怒
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