第百五十話 消える希望
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マグナモンは暴走しているブラックセラフィモンと対峙する。
Bセラフィモン[セブンヘルズ!!]
マグナモンに向けて放たれる暗黒球。
しかしマグナモンはそれを容易く弾き飛ばし、ブラックセラフィモンの顔面に強烈な蹴りを入れる。
確かに暗黒進化でパワーは大幅に上がっているが、まだまだ手に負える相手だ。
タケル「嘘だ…こんな…」
目の前の堕天使と化したパートナーが信じられないのか、ボソボソ呟いている。
マグナモン[マグナムパンチ!!]
強烈な右ストレート。
ブラックセラフィモンは勢いよく吹き飛ぶ。
しかし痛覚が最早ないのか、直ぐに起き上がり、マグナモンに攻撃を仕掛けてくる。
マグナモン[くそ…早く倒れてくれ…頼む…]
いくらタケルのことは嫌いでもパタモンのことは今でも友達だと少なからず思っていたマグナモンにこれはキツすぎた。
どれだけ攻撃を浴びせてもゾンビのように起き上がるブラックセラフィモンにマグナモンと融合している大輔も唇を噛み締める。
アリサ「ちょっと!!あんたのパートナーなんだから止められるように何とかしなさいよ!!」
タケル「ち、違う…」
すずか「え?」
タケルから漏れた言葉に首を傾げるすずかだが、次の瞬間目を見開く。
タケル「あんなの僕のパートナーじゃない!!あれは…そうだ。パタモンの偽物なんだ!!」
キャロ「ちょっと!!?」
流石のキャロもタケルの自分の責任逃れの発言に怒りを感じた。
しかも自分のパートナーを否定した。
我が身可愛さに。
賢「高石っ!!!!」
自分のパートナーを否定するタケルに賢はかつての自分を見ているような気分になる。
大輔『この…糞野郎!!』
叫ぶのと同時にブラックセラフィモンを殴り飛ばす。
そして融合を解いて、マグナモンにブラックセラフィモンを任せると、タケルに馬乗りになり、殴る。
大輔「てめえ、もういっぺん言ってみろ!!あいつはお前のせいで暗黒進化したパタモンだ!!それを我が身可愛さに自分のパートナーじゃない、偽物だとか言いやがって!!」
タケル「違う…違う…あれはパタモンなんかじゃない…」
現実を認めたくないのか、タケルは変わり果てたブラックセラフィモンを見ようとしなかった。
なのは「…最低っ」
吐き捨てるように言うなのは。
流石に温厚ななのはもタケルの責任逃れの発言に怒りを抑えきれないでいた。
はやて「自分の責任から逃げるためならパートナーさえ捨てるんやな」
フェイト「…本当に最低だね」
冷たい目でタケルを見遣るフェイトとはやて。
マグナモン[………はあ!!]
ズンッ!!
マグナモンの拳が肉を貫くような音を出しながら、ブラックセラ
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