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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十三話 ーHERO流 ・エンタメデュエルー
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RO』三種類をゲームから除外する事で墓地の通常魔法を手札に加える。
私はアナザーネオス、ネオス、シャドーミストの三体を除外し、『ミラクル・フュージョン』を手札に!」
フラッシュが最後の力を振り絞り、カードを投げ渡す。
「それが、どおしたぁ!おのれのライフはたったの1200。そして、壁となるモンスターも居ない!さらに我のフィールドには今だ攻撃を行っていない『伊奘凪』が残っている。
これで、終いだ!『伊奘凪』でダイレクトアタック!」
「っ!?」
「姉ちゃんッ!!」
「優希ッ!」
仲間の声虚しく、伊奘凪の放った斬撃が着弾。辺りを土煙が包み込む。
「もうちと、骨のあるやつと思ったのだがな。他愛ない。」
既に決着はついた、と言わんばかり鬼龍院は踵を返しフィールドを後にしようとする。
◆◇◆
「ねぇ…ちゃん……。」
目の前の出来事に思考が追いつかず、体から力が抜ける。
「そんな優希が、負けた……」
隣に座る遊矢さんがポツリと漏らした言葉を聞き、改めて現実を理解する。
姉ちゃんの残りライフは1200。伊奘凪の攻撃は2200。全くの無防備な状態でその攻撃を受けたのだ。ライフに0が刻まれるのは、誰が見ても明らか。
現に姉ちゃんの対戦相手である鬼龍院さんも背を向け、アクションフィールドの外へと出ようとしている。
その時、ふと違和感に気づく。
「……あれ?アクションフィールドが消えてない!」
デュエルが終了するとともに消失するはずのアクションフィールド。だが、それはいつまで経っても消えず、勝者を知らず、winner表示すら出ていない。
そして、土煙が晴れるとともにそこに凛として立つシルエットが浮かび上がる。
「どうしたの……鳩がガトリング喰らったような顔して。」
「そんなの喰らったら、死ぬから!?」
辺りを覆っていた煙が完全に晴れ、視界がクリアになる。予想通り、姉ちゃんの姿があった。
「なぜ、生きている!?」
「いや、勝手に殺さないでよ。」
姉ちゃんにしては至極真っ当な切り返しだ。そんな事はどうでもよく、どうやってさっきの攻撃を防いだのかが気になる。
「ん?防いでなんかないよ?」
「は?」
「どゆこと?」
まさかと思い、フィールドの一端に表示されているスクリーンーー対戦者二人の情報が書かれたソレを見ると、鬼龍院の横に姉ちゃんの名前があり、その残りライフは……
「残り100!?」
なんとも危うげなライフポイントに思わず声を上げてしまう。
鬼龍院さんも何をどうやったらそうなるのだと言わんばかりの表情をしている。
「ど、どうやって……。このフィールドには、ダメージ軽減のアクションカードなかったはずだ!」
「けど、汎用
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