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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十三話 ーHERO流 ・エンタメデュエルー
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うか。
闘いの殿堂に集いし、決闘者達が!」
「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!」
「フィールド内を駆け巡る!」
「みよ、これぞ決闘の最終進化系」
「ーーーアクション」


「「決闘(デュエル)!!」」

「私の先行!手札から、『E・HERO アナザーネオス』を召喚!そして、カードを二枚伏せターンエンド。」

私にして静かな1ターン目を終える。もっと動けない事もないが相手のデッキがわからない分、警戒し過ぎても損はない。さて、どんなデッキが来る?

「いくぞ、我のターン……ドロォォォォ!!」

目を深く瞑り、デッキトップへと指をかけ、全身全霊を込めた叫びと共にドローする。まさしく一球、いや一引入魂と言った感じだ。寺なだけあって、ドローひとつにも心の入れ具合が違う……のか?

「我は『和魂』を召喚する!」
「っ!スピリット?!」

薄暗い境内の中で深緑に発光する炎が現れ、鬼龍院の辺りをぼんやりと照らす。
その光景に不気味さはあれど、どこか神聖に思えるそのモンスターの召喚に目を丸くし、向こうは意外だ、と言った趣きのリアクションをする。

「我ら『闘勝寺』直伝の《スピリット》を知っておるか。ふむ、中々侮れんな、娘。」
「娘言うなし。第一、そんな昔のカード……懐かし過ぎてむしろ驚いたわ。」
「前から知っているような言い草……。だが、『温故知新』と言うように古きから新たな発見を見つける事が出来る。古き力も中々に侮れぬ事を見せてやろう!
『和魂』は召喚・リバースしたターン、通常召喚に加え、手札から《スピリット》モンスターを召喚できる。『荒魂』を召喚!そして、『荒魂』の効果!召喚・リバースした時、デッキから《スピリット》モンスターを手札に加える。『伊奘波』を手札に!」

『和魂』とは対になるような紅く燃える人魂が現れる。
確かにサーチ効果や召喚権を増やす効果は強力だが攻撃力に些か欠ける。実際に私のアナザーネオスに二体共攻撃力は下だ。

「さて、戦闘を行ったところで我のモンスターでは敵わない。よって、カードを一枚伏せエンドだ。」

そして、エンド宣言と共に二つの人魂は一度強く発光するとその姿を忽然と消す。

「あれぇ?折角召喚したモンスターが消えたよ?」
「《スピリット』モンスターは召喚・リバースしたターンの終わりに手札へと戻るのだ。よって、『和魂』も『荒魂』も我の手札へと帰ったわけだ。」



「私のターン、ドロー!『矮星竜 プラネター』を召喚!」

光と闇、それぞれの半身を持った小さな竜が召喚される。
レベル4が二体!来るぞ、遊馬!といきたいところだが今回はやらない。この子にはエンドフェイズまで残っていてもらわなければならない。

「さて、どうせ防御手段あると思うけど……バトル
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