ナツvsグレイ
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ーと俺が名前を呼ぶと突然建物が音を立てて揺れ始める。
「何?」
「これからが本番よ」
ダフネはしてやったりとほくそ笑む。まだ何か起こるのか?
ゴゴコゴゴゴゴコゴゴ
次第に音と揺れが大きくなっていく。これってヤバイんじゃね!?
「ハイハイそれじゃあ私たちはこれで」
「じゃあな」
二人はそう言う魔方陣を使ってどこかに消えてしまう。俺たちは完全に取り残されてしまう。
「これやべぇぞ!!」
「ど・どうしよう!!」
『ハイハイハイハイ!』
俺とウェンディが慌てている外からダフネの声が聞こえてくると突然俺たちの体が窓の方へと引き寄せられる。
「きゃあああ!!」
「ウェンディ!」
「私に任せて!セシリーはシリルを!」
「わかった〜!」
「オイラもやるよー!」
飛ばされそうになった俺をセシリーが、ウェンディをシャルルがつかんで体勢を整えながら流れに沿って飛んでいく。
『隠匿魔法解除!魔水晶コア起動準備!各間接アンロック!神経伝達魔水晶、感度良好!火竜以外の不純物!とっとと出てけー!!』
「「「「「うわあああ」」」」」
俺たちはなんとかその場から脱出に成功する。エルザさんたちの姿が見えないってことは・・・反対側に出ちゃったのか?
『ハイハイハイハイ。それでは火竜の魔力、吸収開始!!』
ダフネが裏声的な声で言うと乗っている動物・・・というかドラゴンのようなもののお腹にある赤いランプが光る。
『ドラゴノイド、起動!!』
ダフネが叫ぶとダフネのいた場所が顔のようなもので覆われ、その乗り物はまさしくドラゴンの形になった。
「ナツー!?」
ルーシィさんの声だ!!
「あっちだウェンディ!」
「うん!早くこの事を皆さんに伝えないと!」
俺たちはルーシィさんの声のした方へと走る。
ギャオオオオオオオオオ
するとドラゴノイドは凄まじい雄叫びを出し、俺たちはあまりのうるささに耳を押さえる。
『ハイハイハイ。滑り出しは順調ね。見て見て?これは私が開発した人工ドラゴン。その名もドラゴノイド。火竜の魔力を得て、今ここに堂々とお披露目ってわけ!』
滅竜魔導士がほしいって言うのは、その魔力が欲しかったってことなのか。この人の目的はこれ・・・
「いたわ!ルーシィよ!」
「エルザさんもいるよ〜!」
「ルーシィさん!」
「エルザさん!」
シャルルたちが前方にエルザさんたちを発見したのでウェンディど俺は二人の名前を呼ぶ。二人はそれに気づいてこちらを向く。
「お前たち!」
「無事だったのね!」
「大変だよー!!」
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