13話
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少しして、カイトはあることを考え始めた。
(あれっ?・・・確か戦いの前にルフィがジャケットを取りに来ると思ったんだが・・・あっそうか、俺が運んだから、自分の上着を着たままなんだ・・・参戦するつもりだったんだけど、怪我してないサンジもいるからいいか)
見聞色の覇気で見てみると、チョッパーとワポルの側近が戦っているのが見えた。
チョッパーは『ランブルボール』を使い、戦いを有利に進め『七段変形』で姿形を変えていき側近をぶっ飛ばし、見事チョッパーが勝利を収めた。
ワポルは戦いの最中にその場を離れ、城の中に入ってきている。
(確かワポルが持ってる鍵が必要なんだよな、ナミを起こしたくないし・・・俺が行くか)
そう考え、部屋から出ると・・・
「き、貴様は!!!」
都合よくワポルが近くにいたので、瞬時に取り押さえ持っている鍵を探す。
途中暴れるワポルの頭を掴み、床にぶつけると大人しくなった為に懐からすんなりと鍵を拝借する事が出来た。
(これが鍵か・・・後でドクトリーヌに渡せばいいか?治療費を請求された時でもいいか)
「カイトーー」
「ルフィか」
鍵を見ながら考えていると、ルフィが走って来る。
「いまコイツと喧嘩してんだ」
「みたいだな」
「コイツはトナカイの敵で、海賊旗を撃ちやがった。絶対にぶっ飛ばしてやる!!」
「俺が手を出す必要は、ないみたいだな」
「ない!!!」
ルフィが言いながらワポルを睨みつける。
床で頭を打った影響か、ヨロヨロと立ち上がるワポル。
フラフラしながら、階段下の扉の前に立つと。
「ここは、武器庫だ!!!ここの鍵は俺だけが持っている、中には大量の武器が「鍵ってこれか?」・・・」
手に持った鍵を見せて聞いてみる。
「・・・・・・まだだ!!!奥の手はまだ1つ残っている!!!」
「あっ、逃げた。待てー!!!」
逃げたワポルを、追っていくルフィ。
ルフィの姿を見送ると、ナミが部屋から出てきた。
「悪いな、起こしたか」
「あれだけ騒がしかったら、目も覚めるわ」
「確かに」
「もう大丈夫なんでしょ?」
「ああ、ルフィが敵を追い詰めに行ったからな」
そう答えたところで、サンジがナミに気が付き走り寄ってきた。
「ナミさん目が覚めたんだね!!すぐに温かいスープを用意するから」
「ありがとう、サンジくん」
ナミに礼を言われたのが余程嬉しかったのか、常人には不可能な動きをしながら厨房に向かうサンジ。
サンジがいなくなったあと、ナミと部屋に戻ると城の上の方で爆発音が響き窓の外を見てみると、何かが凄い勢いで彼方に吹っ飛んでいくのが見えた。
「今の何かな?」
「さあ、たぶんルフィが勝ったんだろうな」
「なるほどね」
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