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とある緋弾のソードアート・ライブ
第八話「色彩の崩壊を告げる悪魔の王」
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宙から降り立ったその少女は、ひらりと一回転するとインデックスの顔を見て、くすりと笑った。

 そう。間違いなく見た目の年齢が上がっている。インデックスと同じくらいの身長も今や上条に追いつくほどになっていた。けど。確かに。

「──イブ?」
「案外早い再開になっちゃったね。インデックス」

 笑う様も1つの絵画になりそうな美貌を持った少女は、傍に近寄ってきた紅の召喚士と鋼鉄の戦士の存在を確認しながら──何がなんだか分からない面々に、静かに、告げた。


「──ようこそ」


 今一度言うが、これは定説と理を覆す物語。

 しかし、まずは掘り固まった虚像の真実を、何者かが崩さなくてはいけまい。


「私の名はイブリース。あなた方にお願いと真実を語るためにきました」


 歯車は噛み合い始めた。

 もう、引き返せない。





 色彩が、崩れだした。








第八話「色彩の崩壊を告げる悪魔の王」 完

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