第七話「さぁ、定説と理を覆せ。主役たち」
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「美味しい料理」というキーワードに反応したインデックスを見て、苦笑する上条も呆れるオティヌス。目の前に並べられた豪勢な料理を想像して目を輝かせるインデックスの姿は微笑ましかったし、なにより「十香、よだれ」と言われてハッとなる十香に、一堂から小さな笑い声が湧いた。
「良かったら十香ちゃんも来る?」
「い、いいのか!?」
「うん。次遊べるのはいつになるかわからないけど……その時にはあいつも帰ってくると思うし」
インデックスと同じように目を輝かせる十香を微笑ましそうに見たイブは、最後に上条、そして士道に目を向けた。
「最後に、上条くん。五河くん。あと浜面さんも」
「ん?」
「へ?」
「?」
いきなり呼びかけられ首を傾げる男子組3人。その反応を面白がってか、イブは笑いながらこう続けた。
「くれぐれも1人で無茶はしないでね。あなたたちには横や後ろを任せられるような人がいるんだから」
「「「?」」」
「ふふっ。それじゃあ……またね」
そう言うと、麦わら帽子からはみ出た橙茶色の髪を風に揺らしながら、少女は去っていった。
この日、神崎アリアを除く、遠山キンジ、星枷白雪、峰理子、レキ、ジャンヌダルク30世、エル・ワトソン、武藤剛気、不知火亮、平賀文、中空知美咲のメンバーは、学園都市での食料調達の為、街中を歩いていた。ちなみに、いつもの武偵高制服ではなく、学園都市内で調達した私服に着替えている。
「神崎さんは何でこなかったの?」
「さぁ?重要な連絡があるとか言ってたけど」
「重要な連絡?なんなんだろうね」
学園都市ショッピングを満喫した結城明日奈/アスナ、篠崎里香/リズベット、綾野珪子/シリカ、桐ヶ谷直葉/リーファ、ユイと、それに振り回されて少し疲労の色を見せている桐ヶ谷和人/キリト、壷井遼太郎/クラインは夕食を終え、駅へと向かっている最中だった。
『お買い物、いっぱい買えましたね!ママ!』
「そうねーユイちゃん。そう言えば明日は遊園地に行くの?」
「とりあえずホテルに帰ってから決めないか……荷物が重いんだよ」
「ウェスト・ランド」を不燃焼とはいえとりあえず満喫した五河士道、夜刀神十香、四糸乃、よしのん、五河琴里、八舞耶倶矢、八舞夕弦、誘宵美九、七罪、村雨令音は上条たちのグループと共に、駅までの道を共にしていた。
そして、上条当麻、インデックス、オティヌス(on上条の頭頂部)、浜面仕上、滝壺理后は士道たちと共に夜の学園都市を歩いていた。
「シドーのオムライスが一番だ!あんなふわふわで中がトロットロのオムライスはシドーしか作れん!」
「いーやとうまのとんかつが一番なんだよ!やわかいお肉と衣の黄金比が最高って決まってるんだよ!」
「十香、
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