暁 〜小説投稿サイト〜
とある緋弾のソードアート・ライブ
第七話「さぁ、定説と理を覆せ。主役たち」
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、うまくバランスを取ってやっている(ように見える)士道産ハーレムの方が魅力的らしい。勿論、そんなこと士道は分かりはしないし、分かったところで後ろに臨戦態勢で控える少女たちをどうにかすることはできない。

「だから……あ」
「ハッ!?」

 気づいた時には時すでに遅し。肩を万力のような力で捕まれ、その後、「ウェスト・ランド」に2人の少年の叫び声が響き渡ったのは言うまでもない。







4,







「すまんな。こんな馬鹿の為に付き合ってもらう羽目になるとは……」
「い、いや……」

 「ウェスト・ランド」から少し離れた繁華街。遊園地で白井たちと別れた五河士道、夜刀神十香、四糸乃、よしのん、五河琴里、八舞耶倶矢、八舞夕弦、誘宵美九、七罪、村雨令音たちはインデックス、オティヌス(onインデックスの頭)、イブ、滝壺理后と共に歩いていた。何故共にこんなところを歩いているかというと、士道と十香、令音と滝壺のそれぞれの肩を借りながら、歩いているというよりかは引きづられている満身創痍の2人は、言わずもがな上条と浜面である。
 毎回、精霊攻略時に死にかけているとはいえ、士道にカマエルの自動回復能力があるからできる芸当である。浜面は滝壺一人の攻撃だったから満身創痍で済んだものの、上条の場合は明らかにオーバーキルだったはず。それなのにもうフラフラとだが歩くことができる打たれ強さに、士道は舌を巻いていた。もしかしたらこの少年、自動回復能力を持つ自分と同じくらいの打たれ強さを持っているのではないか?と考えた士道だったが、流石にそれはないだろうと首を横に降るのだった。だいたい聞いた話ではこの少年は無能力者。能力無しで回復能力持ちの士道と同じ耐久なんてそれこそ化け物だ。

「よしのんさんを助けてくれましたしぃ。それの恩返しだと思えばいいですよー」

 そんなことに思考を巡らせている士道の横でオティヌスのため息に答えたのは美九だ。
 そう言われて多少は気が楽になったからか、「そうだな」とオティヌスは答えていた。

「……それにしても可愛いですね…インデックスちゃんも、オティヌスちゃんも」
「へ、へ?」

 しかし突然目付きが豹変した美九を見て、オティヌスの額を小さな汗が流れる。インデックスも背筋に冷たいものを感じたらしく、ビクッと震えた。

「インデックスちゃんは銀色の髪はまるでシルクのよう……瞳はサファイアみたいな綺麗な緑ですし、かすかに甘い、いい匂いが……」
「お、おい?」
「大和撫子も好きですけど、西洋系はやっぱりいいですね……オティヌスちゃんの衣装なんか……ハァハァ……もう、誘ってるとしか……ハァハァ」
「み、みく!?なんか身の危険を感じるだけど!?」

 瞳に危ない光を灯し、暴走を始
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ