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とある緋弾のソードアート・ライブ
第七話「さぁ、定説と理を覆せ。主役たち」
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料理を炊飯ジャーで作るという習癖があるが、それは上条は知らないことだ。
 それにしても、なんだか妙に楽しそうに上条たちには見えるが…。

「もしかして人形を取るために前へ飛び出した少年って……いやーこりゃ知らないところに知らない縁もあったもんじゃん!」

 そう言うと隣に浜面の背中をバシバシと叩く黄泉川。何に対してかは分からないが全体的にテンションが高い彼女に対して、浜面はうんざりとした顔をしていた。

「まっさか隣のクラスの問題児とこの悪ガキが知り合いとは!知り合いが知り合い同士ってなんだか感慨深いじゃん!」
「だぁぁーなんだよ!もう!さっきからニヤニヤニヤしやがって!俺の何が可笑しいんだよ!?」

 「別に何でもないじゃん」と言う黄泉川に問題児認定された(まぁ彼の日頃の行動から言えば妥当としか言いようがないが)上条と悪ガキ(こちらも妥当だろう)浜面は首を傾げるばかりだった。

「本当なら危ない行動取ったし、こってりと支部の方で搾り取りたい気分だけど今回は見逃すじゃん」

 結局、終始テンション高めだった黄泉川はそう言うと気分がよさそうに去っていったのであった。







2,







「──なんか気分良さそうですけど、どうしたんですか?」

 犯人グループを護送する車の中、黄泉川の警備員同僚である鉄装綴里はそんな疑問を投げかけた。

「んー。……卒業した生徒が立派なスーツ着て仕事に向かっている立派な姿見た感じの気持ちを味わったじゃん」
「?」
「着ているのは相変わらずのジャージだし、立派とは程遠い姿だったじゃんけど」
「??」







3,







「あ。インデックス、オティヌス。待たせた……ってぎゃー!?なんで噛み付く!?心配かけたからか!?それについては謝る!謝るから噛みつかないでー!」
「──せっかくの料理が台無しになっちゃったんだけど!」
「何故それをわたくし上条当麻に当たるですかインデックスさんー!?」
「諦めろ。ごちそうが台無しにされて気が立っていて、私にもどうにもできん」

 いきなり噛みつかれ痛みに悶絶する上条、その頭頂部に噛みつき右往左往する上条から振り落とされないようにしっかりしがみつくインデックス、それを避難していたイブの頭頂部で呆れながら見るオティヌスを見ながら、琴里は考えていた、

「──上条当麻……」

 頭をシスター服の少女に噛みつかれ必死に離そうとする目の前の少年。琴里はこの少年をどこかで聞いたことがあるのだ。
 記憶を探るが、肝心の「どこ」が思い浮かばない。確実にどこかで聞いた名前なのだが──。

「む?琴里、どうした?」
「え?」

 いつのまにか難しい顔になって
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