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妖精の義兄妹の絆
ピンチとチャンス
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空間の歪みを感じたとか言ってね。一時的に別空間にかくまってくれたみたい。
それで何もない広野に一人取り残された訳だけど、そこにミストガンがやってきた。」
「ミストガン!?」
「で、事情を聞かされ一方的にこっちの世界に飛ばされたの。」
アースルーシィは概ね説明を終えると一息つく。
「あいつは何者なんだ。」
「何も言ってなかったわ。」
「なんでルーシィだけこっちの世界で魔法が使えるんですか?」
エマが素朴な質問をアースルーシィに投げかける。
「うーん…。もしかしてあたし…伝説の勇者的な、」
「無いな。」
「いじけるわよ。正直わかんないわよ。ナツとタクヤが魔法使えないんじゃ不利な戦いになるわね。」
確かに今の戦力を考えても仲間を助け出すのはかなり厳しい。
そんなやりとりをエドルーシィは黙って聞いていたがしばらくして口を開いた。
「てめーら、本気で王国とやり合うつもりなのか?」
「とーぜん。」
「仲間の為だからな。」
「本当にコレあたし?」
エドルーシィは腕を組み厳しい顔になる。
「魔法もまともに使えねーのに…王国と…。」
「ちょっと!!あたしは使えるっての!!!
ここは妖精の尻尾(現)最強魔導士のあたしに任せなさい!!!!燃えてきたわよ!!!!」
アースルーシィは立ち上がりガッツポーズで答えた。
妙に張り切っているアースルーシィに若干引き気味だが。
「情けねぇが…。」
「頼るしかないみたいだな。」
「そうね。」
「あい。」
「がんばれルーシィさん!!」
その様子を見ていたエドルーシィは驚いていた。
(「不思議な奴らだ…。こいつらならもしかして…本当に世界を変えちまいそうな…
そんな気がするなんて…。」)




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