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妖精の義兄妹の絆
ピンチとチャンス
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が国はほぼ世界を統一した。これ以上軍備を強化する理由が見当たらないのも事実…。」
「んーまだ反抗勢力が少しは残ってるからじゃねーのか。」
「それなら私たちだけで十分だろ?」
「わかんねっ!!!スッゲェ難しい話してるだろ!?ぜんぜんわかんね!!」
ヒューズが頭を抱えている背後でバイロだけが薄気味悪い笑みを浮かべた。
















そしてここは王の間。広い空間には柱のみが立っておりそれ以外は玉座しかない。
そこに慌ただしく走ってきた一人の少女がいた。
「陛下ー!!!!予定通り4日後にはあの巨大魔水晶から魔力を抽出できるとの事です。やりましたねっ!!!!」
この少女は王国軍幕僚長補佐のココ。主にバイロの補佐と王への情報伝達が仕事だ。
王は長いヒゲをさきながら何かを考える。

「足りんな。」
「!ほへ?」
ココにはその言葉を聞き取ることができなかった。
そして、突然走っていってしまったかと思いきやすぐさま戻ってきた。
「陛下…今、何と?」
「あれでは足りぬと言っておる。」
「お言葉ですが陛下ー!!!あの魔水晶はアースランドの魔法都市一つ分の魔力なのですよー。
この先10年相当の我が国の魔力として利用できるのですよー!!!」
そう言いながらその場をぐるぐる回っている。
「我が医大なるエドラス王国は有限であってはならぬのだ。」

ピタッ

王が重い腰をあげながら続ける。
「よこせ…。もっと魔力をよこせ…。



















わしが求めるのは永遠!!!!永久に尽きぬ魔力!!!!」
エドラス国王ファウストは天井に手をかざした。


















ウゲロ…ウゲロ…
「ヒソヒソ…よしいくぞ…。」

コクッ

タクヤとナツは目の前のカエルに警戒されないように近づき…。
「とらぁ。」

ガバ

一気に飛びついた。
ウゲロ

ピョン

「行ったぞタクヤ!!」
「おう!!」
カエルの逃げた先にはタクヤが待ち伏せていた。
「おりゃっ。」
ウゲロ

ピョン

「「待てー。」」
タクヤも軽々逃げられ、もうやけくそ気味でカエルを追い続けた。
「何やってんのよアンタたち…。」
「お兄ちゃん…。」
その様子を離れた所で見ていたウェンディたちは再度目的地を確認するためエドラスの地図を見た。
「王都まではまだまだかかるのかな。」
「さっき出発したばかりじゃない。」
「5日はかかるって言ってましたね。」
現在地から目的地の王都に付くまでにはいくつかの街を通らないといけないらしい、
「なんか翼の調子も悪いし、歩いていくしかない
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