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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0962話
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か? それは俺だけではなく、他の者達にしても同様の疑問だったのだろう。ロゥリィの担当はお前だろうと一同の視線が向けられたムラタが口を開く。

「妙に機嫌がいいが、何かあったのか?」
「えぇ、ちょっとねぇ。目障りだった虫をプチッと潰してきたのぉ。いえ、この場合は蛇かしらぁ?」

 ……虫? 蛇? 門世界で暮らしている以上、その手の生き物が苦手だとは思えないんだが……いやまぁ、それでいいのなら別に構わないか。
 他の者達も特にこれ以上話を聞く必要は無いと判断したのか、自分達のやるべき事へと戻っていく。
 そんな中、俺は改めてロゥリィとムラタの方へと近づいていく。

「ロゥリィ、一応聞いておくけど影のゲートは……」
「嫌!」

 即断。
 一瞬前までの機嫌の良さは何だったのかと言いたくなるくらいの様子に、小さく溜息を吐いてムラタの方へと。

「ここに来るのに使った大型VTOL輸送機を出すから、ロゥリィのお守りは頼めるな?」
「むぅ……しょうがないか。だが、操縦はどうする?」

 さすがにムラタでも大型VTOL輸送機の操縦は専門外だとばかりに告げてくるが、その辺に関しては全く問題ない。

「俺達がここに来る時に量産型Wが操縦してきただろ。帰りもそっちに頼むさ。って訳で、早速移動するか。俺達は影のゲートだから特に場所の問題はないけど、そっちは違うだろ?」

 その言葉に頷くムラタ。
 結局俺とムラタ、ロゥリィと量産型Wはそのままここに来た時に俺達が着地した場所へと移動し、一足先に旅立つのだった。
 ……結局アルヌスの丘に到着するのは俺達の方が先なんだけどな。





「お待たせしました、アクセル様。……ロゥリィ聖下の姿が見えないようですが」

 ダークエルフの長老の言葉に先に帰ったと伝えると、残念そうな表情を浮かべる。
 ダークエルフの崇めている神とロゥリィは敵対関係に近いものがあるってのに、妙に拘っているな。
 ……いや、ダークエルフが崇めるのはハイエルフと同様に俺になるからいいのか。
 思わず自分の言葉で微妙に気分を沈めつつも、周囲を見回す。
 ダークエルフの数は200人程。こうしてみるとハイエルフの倍近く存在しているな。
 この辺の被害の大きさは、元々ホドリューが住んでいる場所にハイエルフが集まってきて集落を築いたのと、以前からこの地に集落を築いていた違いだろう。
 ただ……

「エザリア、この人数でも大丈夫か?」
「ええ、問題ないわ。コンテナハウスなんだから、足りない分はすぐにでも供給できるわよ。それに、森の中の方が落ち着くという人もいるんでしょ?」
「うむ。勿論絶対に森の中でなければならないという訳ではないが、そちらを好む者もおる」
「なら大丈夫でしょ。森の中にいるハイエ
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