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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0962話
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も、輸送機とかを使えば戻ってくるのは難しくないし。
 もっとも、エルベ藩王国との関係もあるから、そう頻繁には出来ないが。

「なら1時間程やるから、ここを出る準備をしろ」
「お任せ下さい。……まぁ、殆ど着の身着のままでここまで来たので、準備にはそう時間が掛かりませんし」

 苦笑を浮かべ、集まっている他のダークエルフ達に声を掛けた長老は、自分も準備をする為にだろう。そのまま俺に一礼して去って行く。

「アクセル様、此の身としても感謝の言葉がありません。仲間達の仇を取ってくれて……ありがとうございます。ムラタ殿、と仰いましたか。あの巨人を操る腕は見事でした」

 ヤオもまた、そう頭を下げて去ってく。
 それを見送り、さて1時間どうやって暇を潰すか……空間倉庫の中に何か面白い雑誌か何かなかったかと思いつつ……ふと気が付く。
 コーネリアは俺の隣にいる。エザリアも既に用件は済んだ以上やる事がないのでここにおり、その護衛としてイザークも同様だ。ムラタも取りあえず新生龍との戦闘で満足したのか、何を言うでもなく待機している。
 テュカは同じエルフとして、そして同じ境遇にあった身として引っ越しの準備を手伝いに向かった。レレイはエザリアの側で色々と興味の赴くままに会話している。
 ここまではいい。だが……

「ロゥリィはどこに行った?」

 思わず呟く。
 少し前までは間違いなくいた筈だというのに、ロゥリィの姿が完全に周囲から消えているのだ。
 他の者達もそれに気が付いたのだろう。周囲を見回すが、当然その姿はどこにも存在しない。

「ダークエルフ達の方に行ったんじゃないの?」

 エザリアが呟くが、コーネリアがそれを否定する。

「いや、ダークエルフ達と一緒に向かったのはテュカだけだ。ロゥリィはいなかった」
「となると、森の中か? 新生龍の死体でも……いや、そもそも新生龍の死体は既にアクセルが確保しているんだから……」

 そんな風に話しながらも、心配する様子は殆どない。
 そもそも、ロゥリィの実力はムラタと渡り合えるだけのものがある。例え森の中に1人でいたとしても、それこそ新生龍辺りが出てこなければ身の危険は存在しない。
 そして実際、森の置くから気配が近づいてきて、声を掛けてくる。

「私をぉ、呼んだかしらぁ?」

 誰が声を掛けてきたのかは、その特徴的な語尾を聞けば明らかだった。

「ロゥリィ、あまり1人で勝手な行動は……」

 俺が言っても全く説得力がないとは知りつつも、一応この中では一番高い地位にいるという事もあってそう声を掛けたのだが、戻ってきたのは何故か満面の笑み。

「あらぁ、ごめんなさいぃ。ちょっとやる事があったのよぉ。うふふふぅ」

 ……妙に機嫌がいいな。何かあったの
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