マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0962話
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くのはコーネリア。
確かにエザリアはダークエルフとの交渉、イザークはエザリアの護衛といった風にそれぞれがやるべき仕事があったのに、コーネリアは特にこれといってやるべき仕事がなかった。本当に、ただそこにいただけだったというのは事実なんだよな。
もっとも、最初から新生龍がそれ程強くないというのは分かっていた。そもそも、新生龍よりも格上である古代龍ですらサラマンダーで相手にもならなかったのだから。
「物見遊山……というのは言い過ぎだろうが、門世界を見学するという意味ではそれ程悪くなかったんじゃないか?」
「そうか? ……そうか? ……そうか」
何やら首を傾げてくるコーネリアだが、そもそも実働班のトップとして非常に忙しい毎日を送っている。
最重要なのは実働班の実力を維持し、あるいは上げる事。それ以外にも現在常に戦闘が巻き起こっているマブラヴ世界に関しての情報を入手し、戦術アドバイザーのような真似もしている。門世界に関しても異世界間連合軍という形をとってはいるが、その戦力の大部分はシャドウミラーである事に変わりはない。
現在戦闘らしい戦闘が起こっていない他の世界にしても、SEED世界ではロゴスの動きから目を離す訳にはいかないし、ギアス世界にしてもまだブリタニア貴族が不満を燻らせている。ネギま世界も完全なる世界の造物主は結局まだ捕まっておらず、スパロボOGs世界に至っては未だにレモンにも解明出来ない状態で隔離されている状態だ。
現状で一番安全なマクロス世界にしても、これまでプロトデビルンやバジュラといった存在が確認されている以上、後から何が出てきてもおかしくはない。
それらに対してシャドウミラーが干渉する時、最も忙しくなるメンバーの1人が実働班の隊長でもあるコーネリアなのだ。
そうである以上休める時に休み、羽を伸ばせるときに羽を伸ばすのはそうおかしくない話だろう。
その辺の説明をするとコーネリアも納得したのか、やがて気にした様子がなくなる。
「さて。まぁ、それはそれとしてだ。ダークエルフの移動に関してはどうする? 新生龍を倒した以上もう少し森で過ごしてから俺達に合流するか?」
これまで自分達が生まれ育ってきた森だ。新生龍を倒したからといっても、すぐにこっちに合流するのは思うところがあるだろう。そう思っての問い掛けだったのが、ダークエルフの長老は寸分の躊躇いもなく首を横に振る。
「いえ、出来ればすぐにでもアクセル様のいる場所へ連れて行って貰えると助かります。勿論これまで過ごしてきた森に対して思うところはありますが、それでも現状ではアクセル様達に庇護して貰うのが最も良いかと」
「……そうか」
色々と思うところはあれど、ダークエルフ達がそれを望むのならそれがいいだろう。
アルヌスの丘にいたとして
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