竜の誘い
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妖精の尻尾にて
今ウェンディはギルドのリクエストボードの前をうろうろしている。
「何かいい仕事あった?」
俺がそう声をかけるとウェンディはこちらを振り向く。
「色々ありすぎちゃって」
そう言って俺はウェンディの後ろのリクエストボードを見る。確かにそこにはたくさんの依頼があった。
化猫の宿は正式なギルドじゃなかったからなぁ・・・依頼なんて来ないから街とかで勝手に仕事を引き受けて、それをあたかも“ギルドへ来た依頼”みたくしてたからこんなに依頼はなかったからなぁ。それは確かに迷うよねぇ・・・
「そうね」
すると俺の後ろからミラさんがやってくる。
「初めのうちは誰かの仕事のアシスタントをやってみるといいと思うわ。その分報酬は少なくなるけどね」
「アシスタントですか?」
「と言ってもこの連中とじゃね・・・」
「少し不安かも・・・」
シャルルとセシリーの視線の先にいるのは仕事もしないでおしゃべりしてるナツさんやエルフマンさんたち。でも仕事行ってる人もいるんだからそんなこと言うなよな。
「ウェンディ!シリル!仕事決めたの?」
すると今度はルーシィさんとレビィさんがやってくる。
「ううん。最初は誰かと一緒にやってみたらって言ってたとこなの」
「そういえば、ルーちゃんも初仕事はナツと始めたんだよね?」
「おかげで命がいくつあっても足りない目に何度あったことか・・・」
「でも楽しそうだよ?」
ルーシィさん・・・泣くほど大変な目にあったんですね・・・なんて思っているとウェンディが
「あの、私妖精の尻尾に来てもう一週間になるし、そろそろ初仕事をと・・・思うんですけど・・・」
「じゃあ私たちシャドーギアと一緒にやる?」
「やるなら私たちと一緒にどう?」
レビィさんとルーシィさんがそう言う。ウェンディはどうするのかな?と思いウェンディの方を見ると
「どうしよう?シリル」
まさかの俺に振ってきた
「シャドーギアは楽しいよ?」
「私たちの方が楽しいよ」
「み・・・ミラさん・・・」
二人が俺にそう詰め寄ってくるので俺はミラさんに助け船を求める
「じゃあ順番でどう?」
「うん!決まり!」
「で、どっちが先?」
「う〜ん・・・」
ウェンディは悩みながらこちらをチラ見する。なるほど、俺にも考えろってことですね・・・
ルーシィさんと一緒ってことはナツさんたちもいるだろうからお互いに知ってるって意味ではいいと思う。レビィさんたちの方はまだあまり話したことはないけどこれを機に仲良くなるって意味ではいいと思うし・・・
「う
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