竜の誘い
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ないのに鱗を手に入れれるわけないじゃないですか
「それじゃあ詐欺ですよ!?」
「そうかしら?私の作ったものは完璧よ?」
「いや・・・完璧なメタモちゃんとか知ったこっちゃないんですけど・・・」
というかメタモちゃんはあなたが作ったものなんだから完璧も何もないような気がする・・・
「こんの〜!!ふざけやがって!!帰るぞ!!」
怒ったナツさんがドアを蹴破る。しかしそこにはあるはずの廊下がなくなっていて変な空間のようなものができている。
「な・・・なんだこれ!?」
「廊下が消えてる!!」
「ウソ!!」
「どうことなんですか!?」
「ハイハイ。あなた方は篭の鳥」
そう言うダフネさんの表情はうっすらと笑っている。
俺たちは完全にこの部屋に閉じ込められた!?
「こんなもの!火竜の鉄拳!」
ナツさんは空間のようなものを殴る。しかし
「うわっ」
ナツさんは後方へと飛ばされる
「ナツさん!」
「ナツ!」
「大丈夫ですか!?」
「これって魔法の壁〜!?」
「あんた魔導士!?」
俺たちはダフネさんの方を向く。ダフネさんは不敵な笑みを浮かべている
「ハイハイ。美しい炎だこと。さすがは火竜ね」
「くぅ・・・」
なんだ?ダフネさんの雰囲気が変わった?
「ハイハイ、待っていたのよ。お客さんみたいな滅竜魔導士を!」
「なんだと?」
俺たちのような滅竜魔導士を待っていた?どういうことだ?
「ハイハイ、すぐにわかるわ、落ち着いて。お一ついかが?」
ダフネさんはそう言いながらメタモちゃんを差し出してくる。けど雰囲気が元に戻ってるぞ?
「いらねぇよ!!」
ナツさんはそれに怒る。まぁ今はそんな状況じゃないしね。ひとまず俺は出口が万が一にもあるかもしれないから探してみるか
「外がない」
「こっちもだ」
「完全に閉じ込められたわね」
「どうしよう〜!」
俺とウェンディは窓を開けてみるがそこにもやはり変な空間のようなものが見える
「ハイハイ。なかなか素敵な魔法でしょ?」
「くそっ!」
ナツさんは再び腕に炎を纏う
「こんなもの、ぶっ壊してやる!!うおおおっ」
ナツさんが殴ろうとするが
「ぐわっ」
ナツさんが何かによって飛ばされる。それと同時に何かの破片のようなものが宙をまう
「氷!?」
「なんだ?」
俺たちは扉の方を向く。そこには見覚えのあるシルエットが・・・あれは
「グレイ・・・」
「いい格好だな。ナツ」
ナツさんを見下すように見ているグレイさん
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