竜の誘い
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〜ん・・・」
俺とウェンディが一生懸命考えていると
「ドラゴンを見たことがあるって言う奴がこの街の近くに来てる」
不意にそんな言葉が聞こえてきて俺はそちらを向く。そこにはグレイさんたちがいてさっきの言葉はグレイさんが言っていたことだったようだ。
「すごい情報だねナツ」
「なぁ。ドラゴンって、イグニールか?」
ナツさんは立ち上がりグレイさんに言う。
「そこまではわからねぇ」
「お前、ドラゴンを見たって奴に会ったのか?」
「いや、街で噂を聞いたんだ。ダフネって奴がドラゴンのことを得意気に話してるんだと。ただ」
グレイさんは一拍置いてから言う。
「見ただけじゃなく、最近・・・会ったとも言ってるらしい」
「本当か!?本当なんだな!?」
「確かめる価値は・・・あるだろ?」
グレイさんはナツさんを見ながらそう言う。ドラゴンに会ったって・・・マジか!?
「どこにいるって?」
「西の荒れ地にある、ライズって宿だ」
「よっしゃー!!行くぞハッピー!!」
「あいさー!!」
そう言ってナツさんたちが走り出す。そのドラゴン、もしかしたらヴァッサボーネかもしれない!!
「俺も行きます!!」
「私も行きます!そのドラゴン、グランディーネかもしれないから」
ウェンディもグランディーネに会えるかもしれないという期待を込めて一緒にいくようだ。
「じゃあ行ってみるか。ガジル!お前もいくか?」
ナツさんがカウンターに座っているガジルさんも誘う。
「行かねーよ。どうせガセネタだろ」
「そんなのわかんねーだろ!」
「そう言って飛び出して何度ガセネタに踊らされてきた!ドラゴンの話ってのは人を惹き付ける!だから利用される!ちったぁ学習しろ!!」
ガジルさんの言う通りかもしれないけど・・・でも
「ガジルさんは会いたくないんですか?」
「そーだ!お前だってメタリカーナに会いたいだろ!」
「会ってどうしようってんだ、突然消えちまうような勝手な奴なんざ・・・俺はどうでもいいね」
「ガジルさん・・・」
ガジルさんはそう言うけど・・・やっぱり心のどこかでは会いたいとは思ってるんじゃないかな?だってやっぱり俺たちを育ててくれた親なんだから
「とかなんとか言ってるけど、本当は会いたいのよ」
「私もそう思う」
ルーシィさんたちも俺と同意見のようだ。
ナツさんはその後ガジルさんを少し見てから俺たちの方を向く。
「シリル!ウェンディ!行くぞ!」
「はい!」
「グランディーネかヴァッサボーネだといいね。シャルル」
「あんまり、期待しない方がいいと思うけどね」
「僕はドラゴンに会うの楽
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