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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-A子供の自然を得るがごとし
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)のに、興味があるものに向かう時はどういうわけか速かったりする。

「「う〜みだぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」」

別荘は森の中にぽっかりと空いた円形の庭の中に建ってた。ここまでの道は背の高い木々が陽の光を遮っていて薄暗かったけど、別荘の敷地内は陽の光をまともに受けてるからかなり明るい。
庭に入って別荘を大きく回り込むと見えてくるのは、水平線まで広がる真っ青な海。思わずわたしとアリシアは目の前に広がる海へ向かって一緒に叫んだ。潮の香りに海風、波の音。そのどれもが気持ち良い。

「おお、気持ちええなぁ!」

「わぁ、すっごく大きくて広いですぅ〜!」

「ああ、海鳴市の海も良いが、こちらの海もまた美しい」

目を閉じて深呼吸をしてると、はやて(とザフィーラ)とリインとアインスの感嘆の声が隣から聞こえてきた。アインスとリインはお揃いのノースリーブのロングワンピースを着ていて、ペアルックの姉妹か、もしくは母娘に見える。そこに、「ほら、日差しが強いから帽子」同じ銀髪のルシルが入ると、姉と弟と妹って感じになる。

「おおきにな」

「ありがとう、ルシル」

「ありがとうですぅ、ルシル君」

ルシルが3人に手渡したのは麦わら帽子で、ソレを被ったアインスとリインは深窓の令嬢って感じ。はやては・・・うん、ノーコメントで。わたし? わたしはすでに被ってるのだ。お嬢云々は言うまでもない。実際のお嬢様だし。

「みんなー、とりあえず荷物を置こう!」

すずかが別荘の角からわたし達に手招きしてるから、「はーい!」返事して戻る。すずかが玄関の扉の鍵を開けて「どうぞ〜」わたし達を招き入れてくれたから「お邪魔しまーす」挨拶してログハウスの中に入る。中を一言で言い表すなら、木、かな。壁も家具も木製だしね。なんか温かみを感じる。

「えっと、泊まる部屋は2階にあって、 1部屋に3人が泊まれるようになってるの。まずは部屋割りを決めよっか」

「とりあえず俺とザフィーラ・・・あと、後でフェンリルを召喚するから、この3人は決定で頼むよ」

「うん、判った」

「それじゃあ、わたし達は・・・」

リビングのコの字型ソファにみんな座って部屋割り決めをする。誰が誰と同じ部屋になっても、寝るまではここ1階で喋りまくる予定だからあんまし関係ない。というわけでグーとパーで決めることになって・・・

「私はアリシアちゃんとヴィータちゃんと一緒だね」

「よろしく、なのは!」

「おお、頼むわ」

なのははアリシアとヴィータと同室。

「あたしはアルフとシグナムね」

アリサはアルフとシグナム。

「私ははやてちゃんとシャマル先生、それにリインちゃん!」

「よろしくな、すずかちゃん」

「よろしね」

「よろしく
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