暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-A子供の自然を得るがごとし
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†††Sideイリス†††
1学期の終業式が終わっての次の日、わたし達は月村家の別荘とプライベートビーチがあるっていう地方へと電車とバスを乗り継いでやって来た。小高い山の中腹に別荘があって、その裏手は崖に囲まれた三日月状の海岸だってすずかに聞いた。夏をエンジョイするのにすごく適した場所だ。海も山もすぐ近くにある別荘に1泊2日の小旅行。
(感謝だよ〜、すずか~♪)
「どうしたの、シャルちゃん? わたしを拝んだなりなんかして・・・」
「すずか、大好き?」
「わっ!? えっと、私もシャルちゃんのこと大好きだよ〜?」
なのは達の笑い声の中ですずかとハグし合った後、「それじゃ案内するね〜」すずかを先頭に整理された山道を進む。車椅子のはやてはザフィーラの背に乗り宴会へ――じゃなくて、別荘へ。体力の無いリインはいつもの小さいサイズで、アインスが肩にかけてるお出かけバッグの中でお休み中。朝早かったしね〜。
「潮の香りがしてきた!」
「ホントだ! 波の音もする・・・。近いね、海!」
なのはとフェイトの言うように潮の香りと波の音がしてきた。と、「着いたですか〜?」お出かけバッグのカバーが開いてリインがぴょこっと頭を出した。
「あ、ごめんね、リイン」
「起こしちゃった? ごめん、大きな声出しちゃって」
「ふわぁ〜・・・はふぅ。なんとなく起きてたですから気にしないで良いですよ〜、なのはさん、フェイトさん」
大きなあくびをして目を擦るリインが、「みなさん、おはようございますですぅ〜」ってすぅ〜っと空を飛んでわたし達の前に来てお辞儀したから、「おはよう」みんなで挨拶返し。リインも起きたことだし、これである意味勢ぞろいになった。
「それじゃ、改めてゴー!」
他のみんなより先に海を見るために、先頭を往くすずかの隣に並んで歩く。それからお喋りしながら10分ほど歩くと、「あれが別荘だよ」すずかが道の先を指差した。そこには一軒のログハウスが建ってた。
「2日分の食材は昨日の内にノエルとファリンが搬入してくれたから、買い物に行く必要はなくて、ほとんどの時間を遊びに割けるよ」
「至れり尽くせりだな。帰ったら改めてお礼をしないと」
「いいよ、ルシル君、お礼なんて。私がみんなにいつもお世話になってるから、これが私にとってのみんなへのお礼なんだから!」
「そんな必死にならなくても。・・・判った、判った。ありがたくこのお礼を受け取らせてもらうよ」
「うんっ!」
すずかとルシルのやり取りが終わるより早く「一番乗り〜!」わたしはダッシュ。すると「シャルずるい! わたしが一番だよー!」アリシアもわたしを追ってダッシュして来た。アリシアってば運動神経も体力もあんまし良くない(かつてのなのは並
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