第百四十九話 堕天使と堕ちた希望
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ホーリーエンジェモンがセラフィモンに進化し、タケルは歓喜の表情を浮かべながら言う。
タケル「行け!!セラフィモン!!あいつらを倒すんだ!!」
セラフィモン[…………]
無言のまま、レーベモンに迫るセラフィモン。
セラフィモンのエクスキャリバーがレーベモンに振り下ろされるが、槍で受け止める。
レーベモンがセラフィモンを見ると目が虚ろである。
タケルはそれに全く気づいてはいない。
大輔『馬鹿が…』
大輔がセラフィモンを見つめながら忌々しそうに呟いた。
タケル「そのまま押し切るんだ!!そいつら全員を倒すんだ!!」
レーベモン[成る程、確かにパワーは飛躍的に上がっている。だが、そのパワーも俺に命中しなければ意味がないぞ]
槍をクルンと動かし、柄をセラフィモンに喰らわせる。
レーベモン[エーヴィッヒ・シュラーフ!!]
強烈な槍の一撃をセラフィモンに喰らわせる。
まともに受けたセラフィモンは吹き飛ばされる。
タケル「セラフィモン!!」
大輔『馬鹿が、確かにセラフィモンは光属性の究極体でレーベモンは闇属性の成熟期。確かに世代はセラフィモンが上だし、闇は光に劣勢の位置にある。けどな、戦いってのは世代と相性だけで決まるほど単純な物じゃない。口で言っても分からないだろうからお前の腐った目に刻みつけてやるよ』
タケル「偉そうに!!成熟期か究極体に勝てる訳ない!!光に闇なんかが勝てるわけないんだ!!」
セラフィモンがレーベモンにエクスキャリバーで切りかかる。
レーベモンはダスクモンにスライドエボリューションし、瞬間移動で回避。
ブルートエボルツィオンを振るい、セラフィモンの背中にX文字の傷を付けた。
ダスクモン[エアーオーベルング!!]
ブルートエボルツィオンで切りつけた傷からセラフィモンのエネルギーがダスクモンに流れ込む。
更に力を付けたダスクモンは超進化もワープ進化も必要ないと判断し、成熟期形態でセラフィモンを叩きのめしていく。
ダスクモン[ブルートストライク!!]
ブルートエボルツィオンによる乱舞を叩き込み、零距離からのエアーオーベルングストーム。
セラフィモンは竜巻に呑まれ、更にエネルギーを奪われた。
タケル「セラフィモン!!」
大輔『まだ分かっていないようだからはっきりと言ってやろうか?無駄なんだよ。お前が俺達に勝とうなんて。努力もしないお前達が俺達に勝とうなんてよ』
歴然とした力の差に、弱い者苛めをしているような感じになってきたために、いい加減にして欲しそうに言う。
タケル「うるさい…」
大輔『大体、光も闇もデジタルワールドからすれば自然の一部でしかないんだ。3年前は闇のデジモンがそうだっただけ…』
タケル「うる
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ