第二十一話
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響き渡る。
その声に不穏な気配を感じたサスケはその玉の仲から腕を引いた。
それに伴い砂の中から出てくる異形の手。
なんだ?
なんだか凄く禍々しい。
その後ガアラは砂の防御を解き、その身を現した。
「両者とも凄いですね」
「ああ」
ヒナタの呟きにそう応えた時だった。
会場の上方から大量の羽が降ってくる。
「これは!?」
「幻術!?」
「ええ!?」
「いいから幻術返しだ!」
「「「解!」」」
俺達は印を組み幻術を返す為に体内のオーラを乱す。
「ヒナタ、サングラス!」
「?」
「早く!」
「は…はい!」
サングラスをかけ、その視界が開かれている事を隠す。
この幻術はかけられた者を眠りの中に誘うもののようだ。
俺は幻術で寝入ってしまうハナビを膝の上に抱き上げ気絶したフリをする。
「な!?」
「アオくん!?」
行き成りハナビを抱き上げた事に2人は驚いたようだ。
「いいから寝たふり!」
「「う…うん」」
ソラとアオは互いにもたれかかるような感じで気絶したフリをする。
俺は『円』を展開し、周囲を警戒する。
「ヒナタ、俺達を包む広さでバブルバルーン。一応『隠』で気取られないように」
「はい!」
ヒナタのバブルバルーンに包まれる。
「一体なにが起こっているの?」
ソラが小声で問いかけてくる。
「砂の上忍が何人も入り込んで来ているのが見て取れるな」
「本当だ。先生達戦っているね」
「当主はどうしているだろうか」
「え?父上来ていたのですか?」
「じゃ無かったらハナビが此処にいるはずが無いよ」
「それはそうだね」
「ヒナタ、白眼で当主が何処にいるか解らない?」
「えっと、ちょっと待って。…会場内には居ないみたい」
おい!こんな大事な時にどこへ!?
…トイレとか?
火影の席の方を見ると、座っていた席の屋根の部分になにやら結界忍術のような物が見える。
火影はその中だろうか。
って、マズイ!
誰かがこちらに高速で近づいて来ている。
サングラスの下で視線を向けると他国の忍びがなぜか俺達に向ってやって来ている。
狙いは何だ?
俺達の命か?
でも一応幻術にはまったフリをしている訳だけど。
バレたのか?
いや、額宛を見るとどうやら砂の忍では無い。
この騒動を仕掛けたのは砂の忍達のようだ。
では何が目的だ?
この混乱に乗じて他国の忍が俺達の方へやってくる理由は?
もしかして血継限界を宿す日向の子供か?
今本家の子女が2人も無防備に寝入っている訳だし
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