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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-Final 物語の終着
Story16-1 これまでとこれからとそれから
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たわ」
「けど、驚きだな。まさかセイがアーガスに肩を並べるほどの大企業、アートテックスの社長の息子だなんて」
「悪かったな……意外で!」
「まあ、そのうち趣味でも見つければ元気になるよ」
明日奈の言葉にそうだな、と頷き食事の続きを楽しんだ。
…………あれから須郷兄弟がどうなったのか。
アルヴヘイムで現実離れ、人道離れした実験をしていた二人は否定、否定の繰り返しでさらには互いに罪をなすりつけようとし、そして最後にはあの茅場晶彦に全ての罪をかぶせようとした。
が、部下の1人が重要参考人で引っ張られた時点で自白し始めたのだ。さらにSAO未生還プレイヤーのこともばれて完全に逃げ場がなくなり、後半が決まった今は精神鑑定を申請するというあがきをいまだに見せているらしい。まぁ、須郷兄は殺人未遂の刑は免れられないだろうけどな。現に俺が死にかけたわけだし。
で、この件のせいで結婚話を進めていた明日奈の父親、彰三氏は結構なショックを受けていたらしい。
そして幸運だったのは桜華以外、実験をされたという記憶を持っているSAOプレイヤーがいなかったこと。そして桜華もそんなに精神に異常をきたしているわけではなく、普通の生活を送れば十分に治るらしい。
ここまで聞くと、いいことだらけだが……実は須郷兄弟のせいでレクトプログレス社とアルヴヘイム・オンライン、さらには他のVRMMOというゲームすらも存続不可能な打撃を被ったのだ。SAOだけで結構な信頼を失っていたにもかかわらず人体実験していたというのが追い討ちとなって『全てのVRMMOが犯罪に使われる可能性がある』という評価が下った。
最終的にはレクトプログレスは解散、レクト本社もかなりの打撃は受けたものの経営陣を刷新しつつ何とか危機は乗り越えつつあるらしい。そしてアルヴヘイム・オンラインは運営中止に追い込まれてほかのVRMMOも社会的批判がすごくて中止を免れないと言われていた……
が、そんな状況を丸々ひっくり返したのが……和人が託されたという『世界の種子』というデータだった。託したのはヒースクリフこと茅場晶彦だ。
茅場は、SAOがクリアされたあの日……普通のSAOプレイヤーとは違う方法で死んでしまったらしい。
俺と和人は、神代凛子という茅場と同じ研究をしていた女性から、茅場がSAOクリアと共に命を絶つということを事件以前から決めていたこと、そしてその死に方を教えてくれた。どうやらナーヴギアのようなフルダイブマシンを改造したもので脳ミソに高出力のスキャニングを行って、脳を焼ききって死んだということらしい。スキャンが成功する確率は0.1%にも満たないものだったらしい。
で、世界の種子に関して神代さんは「あの世界に憎しみしかないのなら消去し
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