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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-Final 物語の終着
Story16-1 これまでとこれからとそれから
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ャラネームにしたりするからだ」


この学校に通う生徒は全て、中学、高校時代に事件に巻き込まれた旧SAOプレイヤーだ。

おまけに顔が同じときたらバレてても可笑しくはない。


因みに、積極的殺人歴のある本格的なオレンジプレイヤーはカウンセリングの要有りということで、1年以上の治療と経過観察を義務付けられている。しかし、俺たちを含む自衛の為にプレイヤーを手に掛けた者は少なくないし、盗みや恐喝といった犯罪行為は記録に残っていないのでチェックのしようがない。


だから、基本的にアインクラッドでの名前を出すのは忌避されているのだが、先ほども言った通り、顔がSAO時代とほぼ同じなので、明日奈に至っては入学直後に即バレしていたし、和人や俺、桜華も一部の旧上層プレイヤーの間では古い通り名を含めてかなりの部分が露見してしまっている節があった。


もっとも、全てが無かった事にできるかと言われればそうではない。あの世界での体験は夢や幻ではなく、現実に起きたことだし、その記憶にはそれぞれのやり方で折り合いをつけていくしかないのだから。



俺と和人も目覚めた当時は必死に体力を戻そうと躍起になってリハビリをしたが、最近目覚めた明日奈や桜華は入学に間に合わせる為に相当過酷なリハビリを行ったらしい。俺も瀕死の重症から回復した後はある程度のリハビリをやった。

明日奈や桜華が松葉杖なしで歩けるようになったのはつい最近の事だし、今でも走ることを含め、運動の類は禁止。


彼女たちが覚醒後も俺たちは頻繁に病室を訪れ、歯を食いしばり涙をにじませながら歩行訓練を続ける二人を見守っていた。

その甲斐あってかなんとか入学式には間にあったようだ。


「さて、お昼にしよっか!」

アスナの合図でお昼の会食となった。


桜華はバスケットからパンを4つ取り出し、合わせて明日奈もバスケットから包みを4つ取り出した。そして、それぞれ包みを1個ずつ配る。

配り終えた後全員で、いただきますの合図で明日奈がくれた包みから食べた。

「こっ……この味は……」

ガツガツと食って、飲み込んでしてから和人は目を丸くして明日奈の顔を見た。

「覚えてたのね」

「忘れるもんか。74層の安地で食べたハンバーガーだ……」

「いやー、ソースの再現に苦労したのよね、これが。

ふふ、理不尽よね。現実の味を真似ようとして、向こうで死ぬほど苦労したのに、今度はその味を再現するのにこっちで苦労するなんて」

「変な話だな……っと、そういえば章三氏はどうしてる?」

「うん、会社は聖音くんのおかげで潔白が証明できたけど、人を見る目がなかった、って落ち込んでるよ……」

「たしかにね、でも2人はすごく感謝してるって言って
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