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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-Final 物語の終着
Story16-1 これまでとこれからとそれから
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そんな事を気にしてはいないようだ。
和やかに談笑しながら、三々五々連れ立って教室を後にしている。
恐らく、カフェテリアにでも行ったのだろう。
「お、セイ、カフェに行くなら席の確保をお願い」
「無理無理、セイは今日も姫との会食だぜ」
「ちくしょう! 春宮と恋仲なんてうらやましい限りだぜ。学年No.1の美人とよー」
「ま、そういうことだ」
「聖音くん行こー?」
「お、噂をすればなんとやら、だな」
教室の外から、隣のクラスの桜華が呼んでいる。
「ああ! 今いくよ!」
そう言い、俺は教室を後にし、桜華と共に中庭へと向かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
真新しい煉瓦の敷かれた小道が、新緑に萌える木々の間を塗って伸びている。
校舎はコンクリートの地肌が剥き出しの素っ気ない外見をしているが、統廃合で空いた校舎を3ヶ月の突貫工事で作り替えたとは思えない立派なキャンバスだ。
花壇の配されたその外周には白木のベンチが幾つか並び……その内のひとつに、一組のカップルが空を見上げている。
2人は同じ濃いグリーンを基調にしたブレザーの制服……ってまぁ当たり前か。今昼飯の休憩時間だし。
とりあえず、声かけとくか。
「和人くん、明日奈、やっほー」
「わりぃ、遅くなった」
「ううん、私たちも今来たとこなの。ね? キリト君」
「ああ。ってかセイお前俺が出てったところ見たろ?」
「カズが教室出たところなんて見たことねーよ。いっつも影のようにスーッといなくなるだろ」
「俺の影はそんなに薄くない」
「あれ? 聖音くんとキリトくんって仲よかったの?」
「そういえば……『カズ』『セイ』ってニックネームで呼んでるよね」
「こいつは、相棒……だからな」
「ああ。こいつの数少ない友達で、相棒」
「うるさい」
和人と明日奈の向かい側にとりあえず座る。
間にテーブルを挟んだちょうど晴れた日のピクニックで使うといい感じの場所だ。
「あー……疲れた……腹減った……」
「まったく同感だ」
「んー……実際この一ヶ月で5歳くらい歳取った気分だなぁ……」
「二人とも年寄り臭いよー」
「でも……確かに色んな事があったものね……キリト君たちのおかげで、私や桜華も助けられたし……」
「そうだね、こうして無事帰って来たんだし……」
「うん……助けられて良かった……それと、此処ではキリトじゃなくて、和人だぞ?」
「ここじゃ一応キャラネームを出すのはマナー違反だからな」
「あ、そっか。つい……って私はどうなるのよ!バレバレじゃないの」
「本名をキ
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