番外編:たまには休ませて…
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ブイモンは現在、畑を鍬で耕していた。
何故いきなりブイモンが畑仕事をしているのかと言うと、聖竜学園の食材確保のためである。
現在聖竜学園の食材はデジタルワールドに依存している。
デジタルワールドの食材は尽きることはまずないのだが、流石に頼りっぱなしいけないというパートナー達からありがたーいお言葉を頂戴し、畑仕事をするはめになった。
ブイモン[はあ…最近畑仕事ばっかり。いい加減、疲れたし休みてえよ。昔の沢山遊べた頃が懐かしい…なあ、アルフ。デジタルワールドの食材が尽きることはまずないんだから、こんなことしなくてもいいんじゃないか?]
不満そうに言うブイモンにアルフは呆れながら口を開く。
アルフ「ブイモン、あんた何言ってんのさ?いいかい、人間同様、デジモンも額に汗かいて働かないといけないのさ。」
ブイモン[けどさ。毎日毎日畑仕事だから俺疲れたよ]
アルフ「いいから、この畑にゲンナイに品種改良してもらったスーパーウルトラデラックス肉の種を蒔くよ」
ブイモン[スーパーウルトラデラックス肉の種?何だそれ?]
アルフ「ゲンナイが品種改良した肉の種さ。植えれば短い時間で育つらしいよ。さあ、ブイモン。耕して」
ブイモン[お、おう]
ブイモンは鍬を握り締め、再び畑仕事を再開した。
そして昼食時。
ブイモン[…なあ、アルフ。俺の気のせいかもしれないけど、スーパーウルトラデラックス肉の種を植えてから数分しか経ってないのに芽が出てきてるぞ]
おにぎりを咀嚼し、片手に骨付き肉を持ちながらスーパーウルトラデラックス肉の種の芽を凝視するブイモン。
アルフ「へ?あ、本当だ。もしかしたら、1日で豊作状態になるかもねえ」
ブイモン[流石にそれはないって]
ロールキャベツを口に放り込みながらそう言うブイモンにアルフも苦笑しながら頷いた。
そして翌日。
ブイモン、アルフ[「な、何だこりゃああああああ!!!!?」]
翌日の朝、再び肉畑に来てみると、まるでイギリスの童話の“ジャックと豆の木”状態になっている肉畑。
蔓には大量の肉が生っていた。
大輔達も呆然となりながら肉畑を見つめていた。
リイン「わああああ!!ジャックと豆の木です!!リインが一番乗りするです!!」
ヴィヴィオ「あ、待ってよリインお姉ちゃーん!!」
ユーノ「え?ヴィヴィオ、危ないよ!!」
Bテイルモン[もう、お子ちゃまねえ]
ブラックテイルモンが苦笑し
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