第百四十八話 愚かな希望
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まるで手も足も出ずにやられてしまう。
ダスクモン[ダスクモン、スライドエボリューション!!レーベモン!!]
レーベモンにスライドエボリューションするとホーリーエンジェモンの体勢を崩すのと同時に必殺技を放つ。
レーベモン[エントリヒ・メテオール!!]
必殺技のエネルギー弾がホーリーエンジェモンに炸裂し、ホーリーエンジェモンは錐揉み回転しながらタケルの元に転がる。
タケル「ホーリーエンジェモン!!」
ホーリーエンジェモンに駆け寄るタケル。
悔しげに唇を噛み締める。
悔しい。
何で勝てないんだ。
タケル「あんな奴らにどうして勝てないんだ…あんな闇の力で世界を滅茶苦茶にしようとする奴らに…」
ティアナ「まだ言ってる…」
妄想もここまでくれば立派だ。
どうやらタケルの中では闇=世界を破滅させようとする悪。
というのが出来上がっているらしい。
タケル「負けるなホーリーエンジェモン!!あんな奴らなんかに!!」
タケルの言葉に呼応するように、ホーリーエンジェモンが更に光に包まれた。
ダスクモン[………]
ダスクモンはホーリーエンジェモンの変化が終わるまで待っていた。
そこには蒼い甲冑と、10枚の金翼を生やした究極体の天使型デジモン。
ダスクモン[セラフィモンか]
タケル「やった!!究極体に進化した!!これで奴らを倒せる!!」
セラフィモン[…………]
歓喜するタケルとは正反対にセラフィモンは無表情、無言である。
大輔『まずいな…』
闇への憎悪が強すぎるためか、パートナーの気持ちを蔑ろにした進化。
それによって暗黒進化一歩手前の状態だ。
大輔『世話が焼けんな…』
大輔は呆れ果てながら、セラフィモンとタケルを見つめていた。
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