暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第百四十八話 愚かな希望
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と動かし、挑発するブイモンにタケルは歯軋りし、エンジェモンに指示を出す。

タケル「後悔するなよ!!エンジェモン、攻撃を!!」

エンジェモン[ヘブンズナックル!!]

ブイモンに向かって一直線に伸びる光。

ブイモン[ケッ!!]

それを鼻で笑うと、ブイモンは拳で光を弾いた。

エンジェモン[何!?]

ブイモン[反撃ターイム!!]

ブイモンが凄まじいスピードでエンジェモンに肉薄すると、渾身の右ストレートをエンジェモンの鳩尾に叩き込んだ。

エンジェモン[がは!?]

ブイモン[そらそらそらそら!!]

仰け反ったエンジェモンに拳のラッシュ攻撃。
避ける暇さえないのか為す術なく攻撃を受けるエンジェモン。

タケル「エンジェモン!!」

ミミ「ブイモンは成長期なのに何でこんなに強いの!?」

京「反則よ反則!!」

ブイモン[強いのは当たり前だ。俺はスペックに頼りきりのお前達とは違って、血反吐を吐くような特訓をしてきたんだからな!!]

強烈な回し蹴りがエンジェモンに炸裂し、岩壁に叩き付ける。
成熟期が成長期に手も足も出ない。
それは太一達の今までの常識を覆すことであった。

エンジェモン[くっ!!]

苦し紛れのホーリーロッドの一撃。
しかしそれはブイモンのロングソードで切断された。

ブイモン[ブイモンシュート!!]

エンジェモンをまるでサッカーボールのように蹴り飛ばす。
そして何度もバウンドして、ようやく止まった。

ブイモン[よーし、終わり〜]

パンパンと手を叩きながら大輔の元に向かうブイモン。
しかしエンジェモンは立ち上がり、必殺技を繰り出した。

ブイモン[粘るなあ。ほらもっと頑張れ。]

エンジェモンの必死の攻撃を軽く捌いていき、お返しとばかりに頭突きを喰らわせた。

エンジェモン[くっ…]

ブイモン[悪いことは言わないから止めときなさい。レベルが違いすぎる]

タケル「何だと!?」

ブイモン[実際その通りじゃないか。成熟期で成長期とまともにやり合えないなんて恥ずかしくないか?どんだけ特訓しなかったんだよ。大輔、時間の無駄だからやってしまおう]

大輔「そうだな。まさか此処まで弱いとは俺も思わなかったぜ」

ブイモン達がホーリーストーンに歩み寄ろうとした時。

タケル「許さない……許せない!!恐怖や憎悪……戦慄や暗黒……!!そんな力で世界を変えようなんて……世界を手に入れようなんて……許せない!!」

ブイモン[ん?何だ?まだやる気か?諦めの悪さだけは認めてやるかな?]

エンジェモン[タケルの…タケルの言う通りだ…どんな理由があったとしてもホーリーストーンはやらせない!!]

ブイモン[
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ