第2話 実力
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剣を1本抜いて火葬を一刀両断。
剣の刀身は、日本刀そのものであった。
亀吉『芝山、今のを一刀両断するなんて反則だろ??』
一木『本気出してもいいって話だからいいじゃん。』
亀吉『ぐぅっ??』
『『『『『……。』』』』』
一木のやり方に抗議した亀吉だが、一木にズバッと言い切り捨てられ、言い返す事が出来なくなった。
一方、諸葉達は呆然としていた。
≪カチン≫
一木は剣を鞘に収めると…、
一木『次は私の番ですね。綴る??』
一木はスペリングを始めた。
ーーーー
輝け 白き閃光
煌めけ 純粋なる聖者の心
天よ 神よ
今こそ 大地にはびこる闇に清き裁定を与えよ
闇よ 我らが神聖なる光に
跡形も無く消え去るがいい
見よ 大地の民よ
これこそが 我らが神の意向である
ーーーー
スペリング終了。
この間の皆の反応を見てみましょう。
亀吉『何だと??』
サツキ『あり得ない??光技と闇術の両方を使えるのは、兄様だけの筈なのに??』
静乃『でも、あれは正真正銘闇術よ。』
レーシャ『だが、あの様な闇術は存在する筈が無い。』
諸葉『じゃあ、あの闇術は一体……。』
皆は驚きを隠せない。無理も無いだろう。第一として、上記のスペリングで発動出来る闇術は基本的存在しない。
その時…、
一木『ふっ。』
何やら黒い笑みを浮かべた一木、
サツキ『何よ、いきなり笑い出して……。』
一木『有るのだよ。特殊な産まれの前世を持つ者には、聖と邪の闇術を使うことがね。』
亀吉『聖と邪??というか、第八階梯闇術は流石に反則だろ??…すいません、誤りますから、この通り??(涙)』
恐れをなした亀吉は土下座して許しをこいたが、一木はスペリングを続けた。
ここまで。
ーーーー
スペリング終了後…、
一木『見せてあげましょう、これが私だけが使える闇術です。聖の第八階梯闇術 聖なる遮光(ホーリー レイン)??』
闇術発動と同時に、大空が日の出の時の様に光り輝いたかと思った瞬間、その光の中から無数の閃光が姿を現し、亀吉目掛けて降り注いだ。亀吉は避けようとしたが、反応のタイミングが遅かったのか全弾命中。
亀吉『大NOOOOOOOOON!!!!!!』
これが亀吉が最後に言い放った言葉である。倒された亀吉は、ピクピクしながらその場に倒れ込んで気絶した。
忘れているかもしれないが、厳の方は一木に吹っ飛ばされて地面に倒れ込んだ後、顔を両手で抑えてのた打ち回っていた。
ーーーーーーーーーー
諸葉達はというと…、
『『『『『……。』』』』』
沈黙していた。
田中先生もだ。
サツキ『あいつ、光技どころか闇術も使えるんだ……』
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