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現れた冥王の宿敵
第2話 実力
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々満足げな顔をしていた。

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午後の授業、武道館。

モモ先輩,カミー先輩のクラスと合同での授業(いや、実習と言ったらいいのだろうか?。)だ。
田中先生『では、1年と2年による合同授を行う。今回はいい機会だから、一木君の実力を見せてもらおうと思う。いいかな?』
一木『構いませんが……。』
田中先生からの要望に、一木はOKを出す。
田中先生『じゃあ、一木君と手合わせしたい生徒は?』
?『その相手、俺が引き受けるぜ??』
『『『『『??』』』』』
田中先生の要望に誰かが名乗り出た。田中先生と一木が声のする方を向くと…、
厳『……。』
そこにいたのは、実戦部隊隊長 石動 迅の弟、石動 厳だった。

ーーーー

厳『前世で諸葉を討ち取った実力を持つ奴だったら、その実力を見せてもらわなきゃな??』
一木『いいだろう。だが覚悟はできてるかな?』
厳『それはコッチのセリフだ??日頃の特訓の成果を見せてやるぜ??』
一木『よかろう、泣いても知らんぞ。』
一木の手合わせの相手は、厳に決まった。特に厳、特訓の成果を見せようと張り切っている。

ーーーーーーーーーー

そして、すぐ2人の準備が整った。
戦闘服は2人共同じだが、固有秘宝は厳がハルバート(槍斧)のような大型の斧で一木は2本の剣。しかし、一木の剣は何故か腰にある鞘に収められている為、断定は出来ないが、持ち手の形状から見て2本共日本刀に近い形状をした剣であろう。
厳『ほう、2本の剣か……まあいい、サッサとそいつを抜け??』
一木『悪いがね。コッチは鼠1匹を仕留めるのに全力を出す程間抜けな獣じゃないのでね。それに、お前を倒すのに、わざわざコイツを抜く価値はないはない。』
厳『てっ、てめえ??いいだろう、この俺を怒らせたことを一生後悔させてやる??』
厳は命令するかのように一木に剣を抜けと言った。だが一木は、厳を倒すのにこれを抜く価値はないと言って蹴った。この言葉に厳は憤り、一木に突進した。

一木『所詮は井の中の蛙(かわず)か、いいだろう。世の広さを知るがいい。』
厳『はっ??世の広さを知るのは、お前の方だ??』
一木の言葉にさらに怒った厳は、一木目掛けて斧を振り下ろした。
だが次の瞬間…、
厳『何??』
諸葉『マジ??』
サツキ『嘘〜??』
『『『『『??』』』』』
厳と諸葉達に衝撃がはしった。厳が振り下ろした斧を、一木は右手の指1本で止めたのだ。
厳『ば、馬鹿な??』
あまりの出来事に、厳は驚きを隠せない。諸葉達もだ。

すると…、
一木『……。』
一木は空いている左手で拳を作り、その拳に通力を集中させ…、
≪バキッ??≫
厳の顔面に正拳突きをブチかました。至近
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