第2話 実力
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放課。一木の席には、女子生徒が群がっていた。
一木の席は、右から3番目,前から3番目の位置にある。
『ねぇ、一木君って彼女いるの?』
『いないんだったら、私と付き合ってよ♪』
『ちょっと??、抜け駆け禁止??』
『これから仲良くしようね♪』
『前世の話とか聞かせて??』
一木は、女子達から質問攻めにあっていた。
一木『…………。』
この時、一木は不愉快そうな表情をして沈黙している。
理由は今の状況もそうなのだが、もとより、同性(男子)の友達がいないこともその1つである。同僚や部下にならいるのだが、友達に関しては皆無に等しい。
一木『(本当は男子と話したかったなぁ……。)』
一木は、心でそう呟いた。
この時、(諸葉を除いた)クラスメイトの男子達はというと…、
『『『『『……。』』』』』
一木と距離をとって固まっている。
実は彼等、1時限目の授業が終わったと同時に一木の席に近づいた。
目的は一木とおしゃべりする為だ。
しかし、直前に女子達に阻まれ、さらに女子達から…、
『私達は一木君とお話したいの??』,『だから邪魔しないで??』,『今後一木君に近づくな??』
という感じで圧倒され、仕方なく引き下がったのだ。
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一方、諸葉はというと…、
サツキ『兄様を倒した分際で、何であんなに人気なのよ彼奴??』
諸葉『いや、分際は酷いだろ。』
静乃『諸葉、あんな人に塩なんか送っちゃダメよ。』
レーシャ『そうだ。それに、ライバルが増えるよりはましだ。』
お馴染みの3人美少女 サツキ,静乃,レーシャと一緒に話している。サツキの言葉に、諸葉はどうかと言ったが、静乃とレーシャは、サツキに同意する感じでいる。特にレーシャの言っていることが、1番妥当であろう。
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2,3,4限目の授業、担当教師からの出題にみんなが苦戦する中、一木は淡々と正解しみんなを驚かせた。
一木曰く『生きる為の術』らしい。
この時のサツキの目は、暗殺者のような目をしていたとか…、
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午前中の授業が終わって、昼放課…、
学食では、一木が憂鬱そうな顔をして食事を摂っている。何故かというと、女子達が一木の隣を巡って睨み合っているからだ。そこに2,3年生も加わり、激しい争奪戦が展開された。
その時、1人の女子が何かに気づいた。
『あれ、一木君は?』
その言葉にみんなは一木が座っていた席を見ると、そこに一木はいなかった。実は一木、争奪戦が始まったと同時に廉貞を使ってその場を離脱したのだ。
『『『『『あ〜あ……。』』』』』
これに女子達はがっかりとした表情をした。
この時、一木は他の男子生徒達と一緒におしゃべりをしていた。この時の一木は、少
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