After15 宇宙の果ての危機
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、宇宙空間にも耐えられる。
「助けに来て、くれるの?」
舞は強い困惑を浮かべている。
「みんなが行かなくても、あたしだけは行く。絶対」
確かにこれは遠い宇宙の果てのトラブルで、地球人の咲が出張らなくてもいいのかもしれない。地球に飛来するオーバーマインドさえ食い止めておけばいいかもしれない。
だが、それでは根本の問題は解決しない。
何より、紘汰がヒトを捨ててまで創った星が、紘汰を欠いたままなど許せない。
「でもどうやって。舞さんたちの星がどこにあるかも分からないのに」
「あたしが案内するよ」
舞が決然と告げた。
「力を貸してくれるなら、あたしが責任持って、咲ちゃんをあたしたちの星に連れてく。ただ、ヘキサちゃんの体は、借りっぱなしになっちゃうけど……」
「ヘキサに聞いてみなよ。きっとオッケーだと思うよ」
「――ありがとう」
舞は泣き笑いの顔で礼を告げた。
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