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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第25話 戦士たち、風と猫に契りを交わす
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「コレだけあれば、かなり目標金額に近づくよ」

「すぐに装備を整えて準備が出来次第、連絡させてもらうよ」

「その時はよろしく!」

そう言ってシルフとケットシーが自分たちの領地に戻ろうとしたところで

「ちょっと待って」

ソウジがストップをかけた

「装備を整えるなら彼女を連れて行った方がいいよ」

そう言ってリズを前に出した

「この子は見ての通りレプラコーンでね…鍛冶スキルも中々なものだし、此処にいるメンバー全員分の装備を作らせれば、かなりの戦力になると思うよ?」

「そうか、しかし、そうは言っても、私達は彼女の鍛冶スキルを知らない。できれば、彼女の作ったものを見せて貰えるか?」

「だったら、この刀をどうぞ♪」

そう言ってソウジは自分の腰に差してた刀を渡す。

「え〜と…………うわ!この刀凄い!古代武装級の性能だヨ!」

「こ、これは凄い……」

「どうかな?」

「是非ともお願いしたい!」

「だってさ?」

そう言ったソウジはリズを見る。

「…………分かった。貴女達さえよければ、防具と武器、作らせてもらうわ」

「ありがとト!」

「すまないな。頼んだよ」

そして、サクヤとアリシャの合図で全員が帰る準備に入った。

「何から何まで世話になったな。君たちの希望に極力添えるように努力することを約束するよ」

「アリガト!また会おうネ!」

「アンタ達、気を付けなさいよ!それと、ソウジ、死んだりしないようにね!」

そう言ってサクヤとアリシャ、リズ、シルフとケットシーの部隊はそれぞれの領地に向かった

「行ったな」

「ああ」

「ソウジ、良かったのか?」

「何が?」

「愛しのリズと離ればなれでよ〜」

「別に?僕としてはリズちゃんの方が大丈夫かなって心配なんだよね〜。あの子、僕と離れて再会した時はスッゴイ涙目で迫ってきてね?あれは可愛かったな〜〜」

「お前……まさかそうなることを見通してリズを行かせたのか?」

「そうだけど?」

「「「…………(やっぱりコイツはドSだ…)」」」

ソウジのSな発言にキリトとタカトラ、クラインは戦慄を覚え、心の中でSだと呟くが、それに気付かれたのか

「なぁに?その顔……斬っちゃおかな〜…」

「「「うお!逃げろ!」」」

「あはははは!待ちなよ〜!」

ニッコリと黒いオーラを滲み出すソウジに恐怖したキリトたちが逃げ出すが、その後を刀を抜いたソウジが追いかける。

「そんなに動かないでよ〜〜動くと綺麗に斬れないよ?」

―――ブォンッ!ブォンッ!!―――

「うぉっ!?お前いい加減にしろ!それ死ぬから!冗談抜きで死ぬから!!」


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