暁 〜小説投稿サイト〜
とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第25話 戦士たち、風と猫に契りを交わす
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「言ってくれる……だが次は負けん!」

そう言うとユージーンはサラマンダーの大部隊を率いて撤収した。ようやく場が落ち着いたところで領主のサクヤが状況の説明を求めて入って来た。

「すまんが……状況を説明してもらえると助かる」

「えっと…それじゃ、話すけど……」





リーファがここまでに至った経緯を話すとサクヤはケットシーの領主…アリシャに“月光鏡”という魔法を使ってもらい、シルフ領に居るシグルドをシルフ領から追放した。

その後はアリシャがソウジにひどく興味を持ってイロイロ質問してきた

「それにしても君……凄く強いね。でも私、君みたいな人、初めて見るんだけどな〜。初心者(ニュービー)にしては戦い慣れてるし……でもそれだけの実力なら、私の耳にはさんでもいいぐらいなのにな〜…」

アリシャの質問にソウジはニコニコしているだけだが同じケットシーのシリカはどこか落ち着きがなく、冷や汗を流していた

「まぁ、別に隠しても仕方ないから話すけど、僕はSAO生還者(サバイバー)の元・攻略組のメンバーの一人……それだけだよ?」



『っ!!??』



「SAO生還者だと!?」

「しかも攻略組!?」

ソウジの発言にサクヤとアリシャだけではなく、ALOプレイヤー達全員が驚きを隠せずにいた。ソウジの言葉に溜め息を漏らしたヤマナミは仲間(キリト)たちに視線を合わせると意思が通じたのかヤマナミは話せる所は話すことにした

「ソウジ君が話してしまったのでお伝えしますが、私以外のメンバーは彼が言ったように皆SAO生還者です。だからこそ、ソウジ君はあのユージーン将軍に勝つことが出来たのです」

ヤマナミの説明になんとなく察しがついたのかアリシャがある確認を取った

「という事は、キミ達がスプリガンとウンディーネの同盟の使者という話は……」

すると今度はキリトが胸を張って答えた

「もちろん大嘘だ、ブラフ、ハッタリ、ネゴシエーション!」

「まぁ、あれぐらいのハッタリを言わなければ、サラマンダー(あちら)も納得してはくれないでしょうからね…」

「成程な…それで?アンタ達の目的は?ただの人助けとして此処に来たとは思えないんだが?」

サクヤの質問にここから本題としてキリトが前に出た。自分たちの目的を伝えるために



「俺たちの目的は一刻も早く、世界樹に行くことなんだ」

「世界樹?」

「そりゃあ、世界樹攻略はALOプレイヤー全員の目標だけど…その様子じゃ、ただのゲーム攻略ってわけじゃ、なさそうだね?理由を聞いてもいいかな?」

「………探してる人がいるんだ。この前見つけた手がかりでは、世界樹の頂上に彼女が居るかもしれない……ただそれだけの手が
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