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ソードアート・オンライン〜雷皇の狩人と双棍の闘士〜
A:未来からの召喚者
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「未来人……ねぇ……」
私を見ながら、雷鳴の勇者さんは言います。
「……神二人、元人格一人、そして未来人。どんなキャラフラグだよ……」
「まぁまぁ、落ち着きたまえゼロ」
そんな雷鳴の勇者さんを、裏表在りすぎな人が肩を叩きながら言います。
「……君の周りも、こんな人間ばかりだろ?」
「てめぇ何時か殺す……」
「アルマ、イジるのはそれくらいにしてくれ。話が進まねぇ」
そして、その裏表在りすぎの人を、中が黒い人が納める。
「……で、さっき気絶する前に言ってたな。世界の滅亡がどーのこーの。近くで世界が滅亡した、なんて報告は神の中でも報告は無かったぞ?」
「……。実は、私の世界はあのゴア・マガラの一撃で『無くなってしまった』んです」
「無くなった……?」
雷鳴の勇者さんは、イマイチ理解が得られてないのか、首をかしげます。
『……ソラ、埒が明かないから変わってくれる?』
『うう……お願いお姉ちゃん』
セレナお姉ちゃんに身体を明け渡すと、セレナお姉ちゃんは言う。
「無くなった、と言うのは簡略的ね。正確には、その『世界の核その物』を無くされてしまった、と言うべきね」
「……物語の核となる物を、消されたと、そう言いたい訳か」
「あら、流石は天下の闇神様。頭の回転が早いこと」
フフフとお姉ちゃんが言うと、雷鳴の勇者さんは漸く解ったと頷いた。
「……ゴア・マガラは、物語を喰い、自分の物として使うことが出来る。私達も、その物語の一部。逃げても逃げても、奴は追ってくる。私達と言う物語を食べる為に」
そのせいで、幾つもの世界の物語を半分程破壊させてしまった、とお姉ちゃんは言うと、闇神さんは口を開く。
「……アルマ、どうだ?」
「少なくとも、本当の事を言っているね。ダーク、君の方は?」
「……同じ判断だ。だが……」
壁に背を預けていた闇神様は、近寄ると頭に手を乗せて言う。
「あのゴア・マガラの空間閉鎖能力がその物語を食った事によるのだとすれば、だ」
「物語を知らない以上、対策しようが無い……か?」
雷鳴の勇者さんが言うと、頷く。
「……責めて、アンタらが物語を知っていれば良いんだが」
「御免なさい。その件に関してはお力になれないわ。私達も無我夢中だったから……」
「……ま、どちらにせよやることは一つ、だな」
雷鳴の勇者さんが言うと、黒いコートを着た人が言う。
「……ゼロ、まさかとは思うが」
「ん?あいつ討伐して正規ルートで脱出しようって提案だが?」
「アホかぁあああああああっ!!」
突如、白いコートの人がドロップキックを放ったが、身体をすり抜けて真後ろの壁に突撃します。
「……リン、俺はアンサートーカーで分かってるんだから無駄な労力を避けろ」
「……お前に一撃も通らなくなるとはなぁ」
白いコートの人は言うと、裏
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