30二代目ギルドマスター
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◇
ヤマトの爆弾発言に連合軍の全員が驚きを隠せないでいた。
「ヤマト本気なのか?」
「あぁ、俺は本気だ。まあ、ジェラルは飾りのギルドマスターだがな。」
「飾り?」
「そう、飾りだ。実権は俺が握りマスターの座はジェラールにして俺は一魔導士として動きたいんだ。一魔導士ならギルドマスター参加不可とかのにでれるからみんなを守れるしね」
この言葉を聞いた茶会以外のメンバーはこう思った……優し過ぎると…
「てなことで俺が勝手に決めたがみんなはどうだ?ジェラールを茶会のギルドマスターにするのがイヤか別にいいかどっちか教えてほしい」
茶会のメンバー全員は声を合わせて
「「「「「「「「「ヤマト(パパ)が決めたなら好きにして((しろ))(くれ)(ですぅ)!!!」」」」」」」」」
と、言った。
◇
「さて、じゃあジェラールの封印を解くぞ」
ヤマトはジェラールを繋いでいる鎖を破壊する。そうするとジェラールは棺桶から出てくる。
「ジェラール……」
「エルザ……」
呆然としながらも互いの名を呼ぶエルザとジェラール。
「エルザ…エル…ザ……その言葉しか、覚えていないんだ」
「え?」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
ジェラールのその言葉に、エルザだけでなく、その場の全員が驚愕する。
「教えてくれないか? オレは誰なんだ? 君はオレを知っているのか?」
苦しげに頭を抱えながらそう問い掛けるジェラール。
「エルザとは誰なんだ? 何も思い出せないんだ」
何も思い出せない……ジェラールの口から出てきたその言葉に、エルザは涙を浮かべた。
「記憶喪失か…」
その言葉を聞いて、ヤマトはジェラールが記憶喪失だと悟る。
「ふざけんなァッ!!!!」
そんなジェラールを、ナツは思いっきり殴りつける。
「オレは忘れねえ!!!! エルザの涙を!!!!お前が泣かしたんだ!!!!」
「ナツ・ドラグニル、止めてやれ。何も覚えていないやつにそれを言っても話にならん。まずは、こいつのしたことをすべて話す。それからだ」
ヤマトからの殺気を感じジェラールから離れるナツ
「と、言うことだからすべてを話す。最初に言えることはお前は屑だってことだ。」
そういったヤマトは自分が知っている楽園の塔でのことを話す。まるで、そこにいたかのような口振りで話すヤマトに妖精の尻尾のメンバーは驚愕した。
「まあ、こんな感じだ。どうだ?お前がしたことをしって?」
ジェラールは小刻みに体を震わせる。
「オレが…仲間を…そんな……」
しかしその震えは恐怖によるものではなく、自身の事
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