暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールパパラッチ
旧校舎のディアボロス
転生するみたいです!
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き合う程度の仲になったり、傷だらけだった黒白の猫を治療したり、偶然見つけた神社に取材がてら行ってなぜか親子を助けていたりしましたが、概ね楽しかったです。
 が、あのお兄さんのくれた転生特典がチートの固まりだと理解したのもこの頃ですね。まあ転生して少しして教えてもらった時にも実感しましたけども。気になる特典については時がきたら話すとしましょう。










 さて、今現在高校二年生の私は絶賛―――


「「「待てーーー! 重楯(えだて)ェーーー!!」」」
「アーハッハッハ! 馬鹿め、と言って差し上げます! 待てと言われて待つのは、よく躾られた犬と阿呆だけです! 貴女達はそんなことも分からんのですかな!?」
「「「なっ、なんですってぇーーー!!!」」」


 生徒会に追われています。

 追われている理由としては、私立駒王学園は制服で登校するのですが、この私は隠密行動のため万年ジャージで登校している。更に二年生ながら、料理部と学園非公認の新聞部と写真部の部長を勤めています。完全に校則違反の固まりである。普通はこれで取り締まられないのが可笑しいくらいです。が、これでも服装に関しては一応学園長に脅はk…ゲフンゲフン…、お願いをして許可を得たのですが、あいにく新聞部と写真部は別です。料理部はともかく、新聞部と写真部は部員が私一人だから同好会にも出来ませんし。だから非公認というわけです。ただし、活動内容は許可を得た写真しか新聞に使いませんから新聞部の方は特に無いんですが、許可を得た上で売り上げの三割を渡す事を条件に裏で写真売買を行ってるから追いかけられてるんでしょう。合意の上とはいえ、取り締まらないのは生徒会の面目丸つぶれだから取り敢えず追いかけてるだけなんでしょうね、本気で追いかけてはいるみたいですがヤル気が感じられません。

 しかし、いい加減に飽きました。そろそろ終わりにしましょうか。


「ハァ…ハァ…ハァ…どうして…毎回…毎回…追いつけないのよ」


 生徒会メンバーの一人が聞いてきました。もう、しょうがないですねェ。答えてあげましょう。何回目かは覚えてないですけども。


「何度も言ってますけども、私は細胞レベルでオーバースペックなんです。捕まる筈がないでしょ。それより見えます?」
「? なにが?」


 私はある場所をさす。そう、生贄がいる場所を。


「どうやらまたイッセー達が覗きをしているみたいですよ?」
「ッ!?」
「剣道場です。直ぐに向かわねば逃げられますよ? 絶対に捕まらない私を追いかけるより、追えば捕まるイッセー達を追った方が得策ではないですか?」
「………次こそは絶対捕まえるから覚悟しなさい。みんな行くよ」
「「「了解!!」」」


 
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