新しき力を
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…。二人共…」
作業を始めて一時間後ぐらいに、シノが起きて戻ってきた。
「おはようシノさん」
「てかまだ眠いなら顔でも洗ってきたらどうだ?目が覚めるかもしれないし」
「じゃあそうしてくるわ…」
そう言って洗面所に行き、すぐに戻ってシノも作業を始めた。
「二日目でこれだと、先が思いやられるわ」
「同感だ。大会までに間に合うのかこれ?」
「…We can do it。気合い、根性、やる気だよ」
「精神論かよ…」
未だにパーツは一つ一つ完成させているけど、まだ四分の一も終わっていない。なんせほぼフルスクラッチだからだな。
「……今回作者も大変だろうね。なんせ書くことなんてほぼ同じことなんだから」
「いきなりそのネタぶっこむのやめろ。マジでやめろ」
言われるとすぐにトウイは黙り、また作業を続行する。
「あっ。クリアーパーツ足りなくなった」
「はっ?お前あんだけ持ってきといて足りないのかよ」
「というわけで一度家に戻って調達してきまーす!では! 」
片手を上げながらそれだけ言うと、すぐに家から飛び出した。早く戻ってこいよー。
「てかアイツいなくなったら、作業が分からなくなるんだが…」
「私は自分のだから問題ないわよ? 」
「このやろう…」
ピンポーン!ピピンポーン!ピピピンポーン!
リズムを刻みながらインターホンを鳴らされた。イタズラか?イタズラ小僧でも来たのか?今忙しいってのになんなんだよ…。
作業を一時中断し、玄関まで行って扉を開くと、ヨシナ達がいた。なるほど。インターホンのイタズラはコムカイだなきっと。
「やあサオトメ君。新しいガンプラを製作していると聞いて差し入れを持ってきた」
「そういうわけだ。感謝しろよ」
「イタズラしてた奴が何言ってんだ? 」
「こんにちはサオトメ君。元気ですか? 」
「ん?まあ元気っちゃ元気だけど」
「なら良かった。あっそうだ。私達もガンプラ製作を手伝いますか? 」
「ちょっと待てアマミヤ。なんで俺までやらなきゃいけねぇんだよ? 」
「ヒロヤー。遅いけど、一体誰が来て…」
話をしていたらシノもやって来て、何かを言いかけたところで止めた。どうしたんだ?
「こんにちはトオサカさん。そちらはいろいろ順調ですか? 」
「アマミヤさん。いろいろって何?いろいろって」
「それはもちろん、サ「あーアマミヤさん!とりあえず上がってきたら!?ヨシナさん達も!いいわよねヒロヤ!? 」…」
「えっ?ああ別にいいけど…」
シノがアマミヤの言葉を遮り、ヨシナ達を家に上げ、とりあえず居間まで案内した。
「サオトメ君。私達も手伝おうか?スケッ
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