新しき力を
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と座り続けてガンプラの製作に没頭するも、さすがに疲れて集中が切れてしまった。
ーーー−−さらに六時間後
「………そういえば昔試したってやつはなんなんだよ? 」
ほとんど無言状態が続いてそろそろ耐えきれなくなったので、最初にトウイが言っていた話を聞いてみた。
「んー。多分最初から纏めたのが失敗だったのかな?発動した瞬間に自爆したし」
「発動した瞬間に自爆って…。どうしてそんなことになったの? 」
「多分出力に耐えきれなくなって、オマケに相殺しあってそれでボーン!って感じかな」
「なんじゃそりゃ。てかそんなもんをまた搭載するお前もどうなんだよ」
「大丈夫大丈夫。今回はちょっとやり方を変えるから。それにもし成功したら、それは僕達の切り札になる」
その言葉を最後に、また作業に没頭しだした。
ーーー−−
作業を続けていてふと時計を見ると、針が三時を指していた。通りで眠いわけだ…。
それでも作業は続けていると二人も眠いのか、ペースが遅れているだけではなく、時折止まることもあった。
「……シノはもう寝ろよ…。それじゃはかどらないだろ? 」
「ん…。けど私だけ休むわけには…」
「僕達は大丈夫だよ。ねえヒロヤ君? 」
「ああ…」
「はいは〜い。それ以上はダメよ〜。三人共もう寝なさい」
いつの間にか入ってきたのか、母さんが毛布を持って立っていた。
「起きてきて見てみれば、うつろうつろに作業しているんだもの。ちょっと怖かったわよ〜?それに徹夜はあまりしちゃダメよ?まあベッドとか足りないから、ヒロヤとトウイ君はここで寝てもらうけど、それでいい? 」
「あっはい…」
「ああ…」
「じゃあシノちゃん。キツイと思うけどこっちに来て布団に入って寝てね〜」
「はい……」
シノが立ち上がり母さんと移動しようすると、途中で倒れようとしたのを母さんが支えた。
「あらあら…。ここまで無茶しちゃって。二人も今すぐに寝るのよ〜」
「わかりました…」
「了解…」
シノが母さんに抱っこされて行った後、毛布を羽織ってテーブルに突っ伏すと、すぐに眠りにつけた。
ーーー−−
………今何時だ?
起き上がり時計の針を見ると十時になっており、トウイは既に作業を始めていた。
「おはようヒロヤ君。ちなみにシノさんはまだ寝ているよ」
「そうか。ところでお前何時から始めてたんだよ? 」
「八時半から」
早いなお前。全然寝てないんじゃないのか?っと俺も始めないといけないな。
パーツを手に持ち、作業を再開させた。
「おはよう
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