新鮮な日常
第五章 不変知らずの幻想郷
東方変形葉59話「あんた誰?」
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られた。
「……はぁ、危なかったわ。今のを弾かれたらどうしようかと……」
紫がそうつぶやいた後、ハッとなった霊夢がバッと顔を紫に向けた。
「それよりも、裕海がっ!」
「ええ。既に手をまわしてあるわ」
「?」
うっすらと微笑みながらも、哀しい光を宿す紫の瞳と、紫の言葉に疑問を抱く霊夢。
「あの子の死を読んだ後にちょっと知り合いの神様に頼んだのよ。あの子には、そろそろ“自分”と戦う経験を持ってほしくてね」
「???」
「そう、あのルーミアにも、私にも、八百万の神々を束にしても敵わないような力を、今こそ解放してもらわなければならないの」
紫は、あることを心の中でつぶやきながらそう言った。
「……宿る力をすべて引き出した、と言われてもなあ」
確かに体は軽く感じるが、それはルーミア戦までの疲れが取れたからであり、つまるところ何も変わっていないどころか、むしろ神力が減った気さえする。
「二日で、一万人の、命を救え……か。チャンスをわざわざ与えてくれたとはいえ、相当無茶な要求をするなぁ……」
しかし、この要求は正しいともいえる。
生きる者を死なせることは至って簡単かつ完全に禁じられてはいないが、死んだものを生き返らせるのは禁忌。この世に存在できる物質の許容量が増え、世界が飽和するからである。そうなると、ビッグバンによって膨らんだこの世が破裂する可能性がある。
この理論は紫から教えてもらったが、実のところ俺にもよくわからない
「…………」
裕海は、幻想郷につなげる変化を起こそうとしたが、それは敵わなかった。神様がこの行動を予測していたのか、これだけはブロックされていたのだ。
吹き込んだだけの脆い命は、幻想郷を覆っているような高級結界を超えるだけで危ないからだと裕海は考えた。
「…………」
裕海は、スキマからマントとゴーグルを取り出した。
「ぐっへっへ、あんたに俺の子を産ませてやるよ」
「いや〜っ!助けてーっ!」
その時、窓際に謎の人物が立つ。
「そこまでだ」
「なんだきさまがぁぁっ!?」
弾幕で黙らせて終了である。
「じゃっ」
「あ、ありが早っ!?」
瞬間移動である。なお、一連の流れ約十秒である。
「あぁん?なめとんのかワーレー」
「ひぃっ!?ごめんさないごめんなさい」
「ごめんなさいは一回じゃボケ!」
「ひぃっ!?」
その時、壁際に謎の人物が立つ。
「そこまでだ」
「なんだきさまがぁぁっ!?」
弾幕で黙らせて終了である。
「じゃっ」
「ど、どうも早っ!?」
壁突き抜けである。なお、一連の流れ約十秒である。
「くらへ!ウルドラマン!なんたらビーム!」
「ぐっ!?もはやここまでか……」
その時、カメラ際に謎
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