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Angel Beats! the after story
妹は世界の宝
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を他の男共には見せるのはダメ!これ以外にしなさい」
「ちぇ、じゃあこれは?」
続いて現れた三着目はパツパツのピチピチで紺色の水着。世間一般でいうスク水だった。しかも旧スクである。
説明しよう。旧スクとは上半身と下半身が別れているという、伝説の水着である。
捨てがたい気持ちを抑えつつ手でバツマークを作る。
「これもダメなの。それなら、お兄ちゃんが選んでよ!」
「いやいやそんな急に言われても選べるに決まってるだろ」
店の中に入った瞬間に俺の第六感にビビッときた水着があり、それを軽く引いてる初音に渡す。
自分が選んだものだけあって、待ち遠しい。
「いくよ」
試着室のカーテンが開き中からは初音ではなく人魚姫が出てきた。
「もしかして、似合って……ない……とか?」
あまりの光景に言葉を失っていたため、コメントができず初音を心配させてしまった。
「そんなことはない。とても似合ってるし人魚姫みたいだよ」
俺がチョイスした水着は、水色のビキニで胸元の上にはほんの少しのフリルが付いており、同じく水色のパレオスカートを着ている。
大人過ぎず、かと言って幼な過ぎない絶妙なラインの年相応の可愛らしさがあった。
「それは言い過ぎだよ。でも、これ可愛いしお兄ちゃんが選んでくれたからこれにする!」
どうやら、海水浴の楽しみが一つ増えてしまったようだ。さて、初音をナンパしようとする輩を一人一人狩る仕事も増えてしまったようだ。
会計をしたのだが、ビキニとパレオスカートはセットだと思い込んでいた俺は無事に爆死しました。
*
なんだかんだで駅から降り家の帰路に着く頃には夕方だった。
会話がなく手を繋いで帰る。そんな一時が心地良さを感じさせる。
途中、ふと思い出す。前の自分を……。
記憶を戻し転生していないはずの初音が、実の妹として存在していることに苦悩した。偽物なのか本物なのか、会ったとしてどうやって接していいか。ひたすら考えている日が何日も続いていたことがあった。
だけど、直接会って、話して、触れて、日々を過ごしいると、そんなことがどうでもよくなってしまった。隣にいるのは音無 初音。それ以上でもそれ以下でもない。
手に少しだけ力を入れ、誓う。これからもっと楽しかったり辛かったりする思い出を残していこうと。
おっとそういえばさっき、それ以上でもそれ以下でもないって言ったけな。
いい忘れたことが一つあるんだ。
俺の妹は宇宙一可愛い!!
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