7部分:第七章
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カンザスに帰っているが今ではヘンリーおじさんやエムおばさんと一緒にオズの国で暮らしている。そこでオズマ姫の第一の親友、相談役としてオズの国で楽しく過ごしているのである。
「小屋に入って竜巻にさらわれたら」
「それでオズの国に行けるの?」
「そうだよ。多分ね」
今一つ頼りないジャックの返事だった。
「だから。来てよ」
「その方法じゃ何かそのまま大変なことになりそうだから駄目だよ」
「だからジャックがまた来てよ。いいよね」
「皆にもオズの国に来てもらいたいんだけれどな」
竜巻で行く方法を拒まれてそれに項垂れるジャックだった。
「仕方ないや。今は僕が毎年ここに来るからね」
「ええ、それを待ってるわよ」
「来年もね」
何はともあれこのことは楽しみに招待された。こうしてジャックは毎年ハロウィンになるとオズの国からこちらの世界に来ることになったのだった。今もこうしてハロウィンになるとジャックが子供達に混ざって楽しく笑っているのが見られる。そう、殆どの人がそのことに気付かないだけで。
ハロウィン 完
2008・12・16
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