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とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第7話 開催
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を標的にしていることを。

折紙「士道……っ!」

垣根「もうすぐ学園都市のLevel5がこの街に集結します。それにジェシカ達の行動もありますし、そしてあの誘宵美九が暴れれば……どうなるか分かりますよね?」

折紙は唇を噛み締めた。

どうなるかなんてすぐに分かる。

少なくても、タダでは済まないことぐらいは。

垣根「協力、してくれますか?」

折紙「……あなた達のところのLevel5がどうして来るのか分からないけど、今はあなたを信用する。私はどうしたらいい?」

垣根「ありがとうございます。ではーー」

こちらも、着々と事が進んでいた。




ーーーー
ーーー
ーー



だがこちらでは最悪の状態だった。

士道(士織)と美九がデートをした時のこと、士道は美九にこう言ったのだ。

『人間を舐めるなよ?何もかもがうまくいくと思ったら大間違いだ』

それに美九はこう答えた。

『じゃあ、試してあげましょうかー』

最初は言ってる意味が分からなった。

だが、その真意は数時間後、嫌というほど思い知らされた。

亜衣、麻衣、美衣が突然、ステージに出るのをやめると言い出したのだ。

理由は美九に『お願い』されたから。

精霊の加護を持った士道でさえ意識を乱されかけた『声』である。普通の人間があんな至近距離で囁かれたなら、常人である三人が抗うのは不可能だろう。

折紙とも全く連絡がとれないのだ。

士織「琴里、どうすれば……」

全ての事情を話した士道はインカムから聞こえる言葉に耳を傾けていた。

琴里『なるほどね。ならばこっちも本気で行かせてもらうわ。そっちに補充要員送り込むから合流してちょうだい』

士織「で、でも来弾高校の生徒じゃないってバレたら……」

琴里『バカね。私がなんとかするって言ってるのに心配するなんて、士道も偉くなったものね。でもあっちが先に仕掛けてきたんだから、こっちだって遠慮なくいかせてもらうわ』

士織「ちょっ、あんまり手荒なことは……」

と、琴里に言いかけたところで後方からぐいっと手を引かれて身体の向きを変えられた。見やると、それが十香の仕業だとすぐに分かった。

士織「な、なんだよ十香?」

十香「うむ。美九のステージが始まるらしいぞ」

士織「美九の……」

琴里『せっかくだし、敵の実力を見て来なさい。どうせここでうずうずしてても意味ないんだし』

士織「……そうだな」

士道は十香と一緒にスタッフが待機している、ある意味特等席のところへ行った。

それと同時に照明のライトが落とされ、カツ、カツとヒールの音が響いていった。




そして、



曲が流れ始め
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