暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第7話 開催
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
けた。

一方「上条、こいつが誘宵美九ってやつか?」

上条「あぁ」

美九「……何ですか?気持ち悪いんでさっさとどこかへ行ってほしいんですけど」

一方「こっちだってテメェ″ごとき″を相手にしてる時間はねェンだよ。ちょいと確認しにきただけだ」

美九「……」

これがアニメなら美九と一方通行の間に火花が散っていることだろう。

一方通行がカフェ内へと戻ろうとするとき、美九がイタズラ好きの子供が遊びを思いついた時のような顔をしたかと、またあの『声』を発した。

美九【そこに(ひざまず)きなさい】

普通の人間ならここで跪く。

だが。





一方「……お前って、可哀想な人間だよなァ」







ただ、それだけだった。

美九「……!!?」

驚愕の色を隠せない美九を無視するかのように一方通行はカフェ内へ戻っていった。




三人目だった。

『声』が、効かなかったのは。





美九「……まあいいですけどぉ」

当初の目的を思い出した美九は士織の方を向いた。

美九「士織さん、舞台までまだ時間がありますから私とデートしましょう!」

士織「でー……と?」

美九「ええ。駄目ですかー?」

士織「いや、それは……」

士道が助言をもらうべく上条の方をチラッと見ると、彼はこちらに背を向け、手をひらひら振りながら店内に戻って行っていた。

つまり、『頑張れよ』ということか。



あぁ、恨むぞ上条。



ーーーー
ーーー
ーー



「実際こうして会うのは初めてですよね」

「……」

陸上自衛隊駐屯地第二格倉庫にて、二人の人物が会話していた。

一人はASTに所属している、来弾高校の生徒でもある鳶一折紙。

そして、もう一人はーー

折紙「……いい加減その変装を解くことを要望する」

「さすがに分かっていましたか。さすが、私が見込んだ人物です」

右手の指をを左方顎に当て、一気に右上に持っていくように、上から被せられていた変装を解く。

ビリビリという音と共に見えたのは茶髪の髪に整った顔立ち。いわゆるイケメン顔。



それは昔のままの垣根提督だった。



『全てを壊す』一方通行とは真逆の位置にいる、『全てを創り出す』能力、『未元物質(ダークマター)

そして、学園都市Level5の現第2位でもある。

垣根「私の名前はもうすでにご存知ですよね?」

折紙は無言でコクっと頷く。

垣根「では、本題に入りましょう」

彼は話した。

ジェシカ達ーーDEMインダストリー社が、〈プリンセス〉夜刀神十香、五河士道、上条当麻
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ