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少年少女の戦極時代・アフター
After4 土を泳ぐ殺人魚 A
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 ここで意図を聞き返さず、月花のようなコドモ言う通りにしてくれる彼らは、本当に月花にはもったいないほど良き戦友だ。

 月花自身も平均台の遊具に乗り、カッティングブレードを拳で叩き落とした。

《 ドラゴンフルーツオーレ 》

 両手に持てる限りのDFボムを出しては投げ、出しては投げた。公園の()()を絨毯爆撃した。

『やった!?』

 成果を確かめるべく、月花は遊具を下りた――それがいけなかった。

 がし!

 ざらざらしたサメ肌の両手が、凸凹の地面から生えて月花の両足首を掴み、一気に引きずり込んだ。

『『咲ちゃん!』』
『ざーんねんでしたー。俺ってば結構深くまで潜れちゃったりするんだよね』

 月花の体が、戦極ドライバーを装着した腹部に至った時、土中に埋まるというありえない事態にドライバーが動作不良を起こしたのか、咲の変身が解けた。
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