日常【5】大学編
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<エヴァパイロットは、発見次第射殺。非戦闘員の無条件発砲も許可する>
「了解」
[タタタタタタッ!]
「グァッ!」
[ブフォォォォォォ!]
「ぎゃああああああ!」
(ナンデ…)
[パパパパパパッ]
[ドォゴォォォォォォン!]
(相手は…使徒じゃないのに、同じ人間なのに…)
「向こうはそう思っちゃくれないさ」日向君…
「撃たなきゃ死ぬぞ!」青葉君…
(人間同士がわかり合うことは、不可能なの?)
『そう、
完全に人と人が理解し合うことはできないわ』
(!…だれ?)
『だから1つになるの。それは、とても気持ちのいいこと…』
(気持ちのいい?)
『誰も苦しまない、誰も悲しまない、なにもない幸せな世界』
(幸せな世界…)
『貴女も此方へ…』スゥゥゥ
(?!)
「きゃっ!(バサッ」
「ゆ、夢…?」辺りはまだ薄暗い。時計をみると5時だった。
「…お風呂入ろ」寝汗でパジャマは濡れていた。
サラとナゴミを起こさないように廊下を歩く。床が冷たい。
[ガラッ]
「…あっ」風呂場の鏡を見ると自分の目が赤くなっていた。よく見ると髪にも銀髪がある。A.T.フィールドを使わない限り感知されることはないが、ナゴミに知られるとまずいのでもとに戻す。
心を解放する感じでいると徐々に戻っていった。
[ジャー]
「嫌な夢だったな…」あのまま逝けば(誤字ではない)どうなっていたのだろう?L.C.Lになっていたのだろうか。
「私もいつかあそこに逝くのかな」
【サード・インパクトを阻止する】この役目が終われば私もあの透明な世界に行って補完されるのか…。
しかし、私には、[レイ]の言っていた幸せな世界の意味が分からない。悲しみがないなら幸せもないのでは?
それでは、死んでいるのと同じだ。それならたとえ、理解し合えなくても、一瞬だけでも人と繋がっているほうがマシだと思う。
「ま、人それぞれかもね…」
お風呂から上がり、服を着替えて台所に行く。今日の当番は私。髪は乾かさないのかって?今は、5時30分まだサラもナゴミも寝ているだろう。ドライヤーの音で起こしてしまうとわるい。
まだ時間があるのでテレビを(小音で)つける。
『昨日、絶滅危惧種であった<こうのとり>の絶滅が確認されました。』鳥の写真が写し出さる。
「ふーん。こうのとりってこんなんなんだー」セカンド・インパクトによって絶滅した生き物は、数えきれないほどいる。軸がずれたことによって急に気候が変わったり、南極の氷が溶けて海面が上昇したのが大きな原因だった。
『次のニュースです。現在地球を覆っている<赤い海>その成分が一昨日正式に発表されました。』
「…」私が今一番気になっていることだ。前の世界では、南極の海だけが赤色だっ
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