第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その十五
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「あまりにも」
「ったくよ、俺達褒められたことないな」
「ヒーローって持て囃されたこともな」
「一度もないな」
「それこそな」
「とにかくだ」
ここでだ、言って来たのはだった。
山田だった、その対戦相手の。
「君達との試合だが」
「ああ、それな」
「この作品話が脱線してばっかりだけれどな」
「とにかくだな」
「この作品の本題はあんた達日帝衆との戦いだからな」
二人もそのことについて話す。
「それじゃあな」
「はじめるか」
「テニスな」
「やるか」
「さもないとストーリーが進まない」
それ故にというのだ。
「はじめよう」
「ああ、じゃあな」
「勝負なんてさっさと終わらせてな」
「小林恵美さんの写真集とDVDな」
「買ってな」
「芸術鑑賞を楽しむか」
「そうしような」
二人も何はともあれ勝負をすることにした、そして。
勝負がはじまるとだ、山田は自分自身もボールも分身させてボールを七色の変化にさせ超高速サーブも出し空も跳びだった。
二人を翻弄した、二人も必死に応戦するが。
「おい、まんまあの漫画じゃねえか!」
「テニスの何とかだろ!」
「テニス版アストロ球団な!」
「アストロ球団から努力抜いた作品だよ!」
まさに才能とルックスだけの漫画だ。
「何あの漫画人気出たんだ!?」
「だから顔だろ!」
「じゃあオスカルさんがテニスやったら人気出るのか?」
「ラインハルト=フォン=ローエングラムでもな」
この場面がイラストになるとそれぞれのキャラがモザイクになるか目に伏線が入る。伏線の方が面白いだろうか。
「何かな」
「そういうのだけの漫画ってな」
「人間やっぱり努力だろ」
「努力しないとな」
才能とルックスだけの作品はというのだ。
「内容が無い様だろ」
「中身スカスカだろ」
「だからな」
「そんな漫画の真似とかはな」
「安心しろ、私は日々努力している」
山田はそうだというのだ。
「あの様な漫画と一緒にするな」
「だよな、日帝衆はな」
「才能プラス努力だからな」
「そこは違うからな」
「ちゃんとしてるからな」
「そもそも作者はあの漫画が好きではない」
ドラゴンボールと同じだ、このことについては。
「我々にその要素を入れる筈がない」
「そのことは安心したぜ」
「本当にな」
「俺達だって努力してるしな」
「ちゃんとな」
「そうだ、私は努力してだ」
そして、というのだ。
「この技を全て出しているのだ」
「そうか、じゃあな」
「それじゃあだな」
「俺達もな」
「技を出すか」
こう言ってだ、二人も技を出した。某王子様の様に。
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