【東方Project】編
080 お話、時々OHANASHI
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なのに、そいつ∞あの時≠ゥら変わっていない──それこそ、2〜3日空けただけ≠ニか言われても信じてしまいそうになる程に変化を見せていない。……だから私は一番最初に否定≠オた。
「あら、こんな所に人間が何か用かしら?」
やっと捻り出せた言葉は、何の捻りも無かった。……するとそいつ≠ヘ私の方に振り向き、意を決した様に口を開いた。
「……久しぶり──約1300年振りでいいかな」
「……貴方の名前が升田 真人と云うのなら、久しぶり≠ナ間違いないわね。……ここ≠カゃあ家とかに被害が出るわね。一寸ついて来なさい」
色々と物申したい事もあり、そいつ≠向日葵が生えてない箇所に連れ立つことにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
太陽の畑からひとっ飛び≠オた広めの草原。私は真人をそこへ連れ出していて、私と真人は対峙していた。……これは──所謂あの時≠フ雪辱戦である。
……よもや妖怪である私ですら永い≠ニ感じる1000年もの時を超えて雪辱を果たせるとは思わなかったので、気分も些か高揚しているのが判る。……年甲斐も無く、だ。
(……逢瀬に行く生娘でもないのに、私は何をやっているのかしら…)
そう内心で呟きながら、高揚していた気分を落ち着ける。
「……準備は良いかしら? 今回は初手を譲るわけにはいかないけど、準備するくらいの間を待つのは吝かでは無いわよ?」
「……それじゃあ、お言葉に甘えて。……禁手化(バランス・ブレイク)=v
『Welsh Dragon Balance Breaker!!』
日傘の鋒に居る真人は、左手の紅蓮の籠手♂E手に白銀の籠手≠装着して、今となっては懐かしくもある姿に──ならなかった。以前は外套≠セった。……なのに、それが今度の姿ではまるで…
(鎧=c?)
そう、赤い体躯に相反するかの様な白銀の籠手──暴虐の限りを尽くさんとする様な龍を模した恰好は、私の所感ではどこからどう見ても──鎧≠ノしか思えなかった。
「私がこの小石を上に弾くから。……その小石が地面に着いた時が合図で良いかしら?」
「了解した」
取り敢えず威容に気圧されつつも、近くに落ちていた小石を拾う。その小石を真人に見せながら合図≠フ事を説明すると、悩む素振りも見せず了承。……私はその小石を、力の剰り割ってしまわない様に注意しながら指で空へと弾いた
SIDE END
SIDE OTHER
幽香が弾いた小石は3メートル程の上昇を見せたが、やがて運動エネルギーを消失したそれは、今度は重力に引かれて落下する。……そんな真
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