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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
078 升田、人間止めるってよ
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「おいおい、仮にも命の恩人に向かってお前≠ヘ無いだろう。……それと、そんなに離れなくても良いだろうに。手を出すなら貴女が気絶している間にいろいろおイタ≠オているさ」

気絶する前の状況を思い出したらしい八雲 祭(仮)は両手で身体を隠しながらジリジリと後退していく。

……然もありなん。今の俺の格好は外套>氛氈g赤龍皇帝の道化の外套(ブーステッド・ディバイディング・ツインギア・クラウンコート)”である。……加えて外套≠ノ備えられているフードを被っている姿なので、八雲 祭(仮)の反応は何らおかしく無い。

「……ありがとう。……って、私≠知らないのか? ……一応≪天才ピアニスト≫とか云われて居たんだが。……私は八雲 祭。しがない<sアニストをやっているよ」

(ああ、確かそんな設定在ったなぁ)

「俺は──あー、なんて名乗ろうか。……シンで覚えておいてくれ。どうせ貴女と逢うのはこれで最初で最後になるだろうし、本名は内緒としておこう。それにフードを脱ぐ気もあまり無いかな。そこら辺ご理解いただけると有難い」

懐かしみながらも妹紅に名乗った偽名を使う。……当然八雲 祭は不機嫌そうだが、俺に助けられた手前文句を言えない様だ。……八雲 祭は、そんな気を取り直すかの様に質問をしてくる。

「……で、ここは? 私はあの変な──」

「口を開くな=v

「っ!? むーっ! ん゛ーっ!」


八雲 祭はルール≠ノ抵触しかねない質問をしようとしてきたので“言葉の重み”で口を噤ませる。

「すまないが口を噤ませてもらった。……八雲さんの前にもそのテ≠フ質問をしようとした人が居たがいきなり灰になったからな。それからは、口を閉じさせる様にしているんだ」

「………」

俺の説明を理解したのか、八雲 祭は顔を青褪めさせている。

「いいか八雲さん。今から俺のする話は、理解──は出来そうに無かったら、今はただ漠然とで良いからそう云うもの≠セと呑み込んでくれ。……詳しい内容──とは云っても微妙かもしれないが、八雲さんが知りたい≠ナあろう情報の幾つかはこれらの紙に書いてあるから、帰ったら%ヌむと良い」

そう──八雲祭が気絶している最中に(したた)めてある封筒に入れられている2通の手紙をこれ見よがしに見せ、直ぐに懐へと仕舞う。

……ちなみに、その手紙の内容は…

・八雲さん──貴女は八雲さんの主観≠ゥらしての未来に跳ばされている。……どれくらい未来かは判らない。もし信じられなかったら後々調べてみると良い。

・元の時代に帰れたら=APSI(サイ)※>氛沛活熈超能力≠ノ目覚めているだろう。……その際、アホみたいに鼻血が出てどうし
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