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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
074 紅翼天翔 その2
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るに──シンは居なかった。……既に起きている様で、日課の鍛練に出ているのだろう。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

――カンカンカンカン

シン曰くべーすきゃんぷ≠ゥらそう遠くない鍛練場に足を運ぶと、木剣と木剣がぶつかり合っている音が耳につき、何事かと様子を窺ってみたら、シンとシホさんがかなり速い速度≠ナ打ち合っていた。……私も受けているシンからの修行である。……が、違いがあるとすれば…

(……私より速い…)

それだけでは無く、私よりも木剣を打ち合う音が長く¢アいている。……その意味は判っている。

(……ううん、それだけじゃない。……多分──いいや絶対、あの人は私より強い)

つまりはそう云う事。私は20〜30合で、手の痺れから木剣を落としてしまう。……だがあの人──シホさんは、音だけ≠ナ数えてみても50を超えている。……私が見えないだけでもっと打ち合っているのかもしれない。

――「……強くなった、な!」

――「わっ?! ……あー…参りました」

……そんな事を考えていると、カァン≠ニ甲高い音が響く。シンがシホさんの木剣を弾き上げた。……私の目から見てもシンの勝ちだと云う事が判る。

「……居るんだろう?」

シンの言葉。主語は省かれているが、誰に語り掛けているかは判った。私は素直に、シンの前に出ていくしか無かった。

SIDE END
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